最近、会話の中で、
「○○の時にこんなこと言っちゃったよ、げらげら」
みたいな話の振り方をすると、
「馬鹿だなあ。げらげら。で、その時相手どう反応してた?」
と聞き返されることがある。
どう反応してた? てそんなつまんないこと聞きなさんなよ、そりゃあ当然相手はそれを聞いて、聞いて……
あれ、相手がどう反応したかよく覚えてない(:D)| ̄|_
聞き返されて初めて、いかに自分が相手の反応を見ていないかよくわかりました。
昔国語の試験の読解問題に出てきたやつで、会話などという物は基本的に自分の喋りたいことだけを喋って相手の反応など気にもしていない、とありました。
その当時はそんな馬鹿な事あるものか、と思っていたのですが、どうやら本当っぽい。
頭の中では相手は笑ったり驚いたり明確に反応をしていたように記憶しているのですが、いざ聞き返されると、とっさにどんな反応していたか思い出すことができない。
それどころか、さてどう反応していたか、と思いだそうとすると、どんどん記憶はあやしくなってくる。
個人的には、記憶力がどうこうではなく、多分本当に相手の反応を気にしていなかったのだと思います。
自分は相手の反応をネズミのように気にする小心者だと思っていたのになあ……。
思いこみすぎる。
実のところ、相手の反応は見ていなかったらしいことが判明しました。
ほかにも似たような事例が以前にあって、それは、
自分は相手の顔を覚えられない
という思いこみ。
同人活動やってた時、出会ったオタ諸氏にはそういう人が多くいて、いやー私相手の顔覚えられないんで、次に会った時わからなくても許して下さい、なんて断りを入れる人が多かった。自分もそう。
目が悪いしあんまり物覚えいいほうじゃないし、周りにもそういう人が多かったので、そういうことは普通なのだと思っていたのですが、ある日すごく単純なことに気がつきました。
人の顔が覚えられないのは、相手の顔を見て話していなかったからだと。
そりゃあ覚えられるわけがない。そもそも見てないんですから。
で、そう思って、人の顔を覚えるのが苦手だと公言している人と意識して話してみると、とにかく相手は目を合わせない。こっち見ない。常に斜め四十五度を向いて話す。
一番すごかったのは、常にうつむいて地面見ながら喋ってた、一昔前に有名だったソフトハウスの社長さん。
人の顔覚えられない、てそりゃあ当然ですよ!
以来、なるべく相手の顔を見るようにしたら、昔ほど人の顔を覚えられないというようなことはなくなりました。
今でもついつい知らない人とは目を合わせず、次に会った時困る、とかいうことがありますけどね。
世の中い思いがけないことがまだまだあります。
仕事がなかなかはかどらないな、と思ったら、パソコンの前に座ってなかったとかね!
食事制限してるのになかなか痩せないな、と思っていたら、夜中の二時半にソロで焼肉食いに行ってたりね!
しかも数えてみたら一週間に三回焼肉行ってることがあったりね!
冗談はともかく、たまにこういうことに気がついてびっくりします。
すべての仕組みがわかっているジェントルメンになる日は、まだまだ遠そうでした。