実のところ四ヶ月に一冊でも結構厳しいかなあとか甘えたことを言ってるのですが、ではそんなにお前の一日が忙しいのかと振り返ると、言葉に詰まってしまいます。
私が一日に書く量は、だいたい原稿用紙で10~20。10枚にしても、長編が400~500枚なので一ヶ月ちょっとあれば書ける計算になります。
で、十枚書くには大体二時間ちょっと。さらりさらりと書ければ一時間でもいける。
一日は二十四時間あります。
うーん・・・。
ただまあ書けるときというのは、なにを書こうか決まっていて、しかも気力の充実している時に限ります。
この気力というのが曲者! 本当に曲者!!!
なに芸術家ぶってんだよとか思われそうでも、本当に気力ゲージがゼロの時は駄目なんですよと声を大にしていいます。
あと、書いている最中はみなぎっていても、たとえば文庫本でいう二行改行するくらいの区切りを書き終わってしまうと途端にゲージが激減していく。
びっくりするくらいにやる気がなくなってしまいます。
しかも、この逆はない。
執筆モードから廃人モードに気分転換は簡単にできても、廃人から執筆はほぼ無理。
いちど廃人にスイッチが入ってから再び執筆に戻れる時は、軽く昼寝をしたあとくらい。
ならば昼寝をすればいいじゃないかといわれてしまうのですが、私はどんなに短くても、一度寝てしまうともうその日は夜眠れないんですよ!!
家族は全員一日に何度でも寝れるタイプなのに、私だけどういうわけかそんな感じです。
朝の二度寝は私もできるのに・・・。
なので、一日に二時間しかキーボードをタイプせず、原稿用紙にして十枚程度しか進まなくても、私としては全力なのです。
まるで言い訳みたいですが。言い訳なんです。
あー、速筆の実が落ちていないかな・・・。
食べると筆が早くなるといわれていますが・・・。
食べてカナヅチになってもいいです。
どうせ私は社会の荒波を渡ってはいけませんので。
うまいこと言った。
なんかやれる気がする!
希望に満ちたところで寝ようと思います。