蝉の声が元気な八月。
この季節になると自然に、
ご先祖様や家族との繋がりが濃くなる。
お盆の今時期は尚更だ。

毎朝、起きたら日課になった六方拝も、



いつもにも増して、祈る対象の存在が身近に感じる。

繋がっている。
連なっている。

そこを繋ぐ大切な一人として、
連なるイノチの結び目として、
我は今、ここにいる。
そんなことをしみじみと感じる今日この頃。

今日14日は、次男の誕生日だ。
31年前、里帰り出産の十勝で産声を上げた次男。
産院のある街まで小一時間ほどかかる実家から、
お盆の車の込み具合を考慮して、救急車で運ばれた私。

当時、ソフロロジーという出産法を採用して、
出産は赤ちゃんとお母さんの共同作業であると考え、
陣痛の間、感謝の瞑想と呼吸法をしながらお産に臨むのだけれど、
そのせいか、産まれた瞬間もわからない程に、
痛みより、感動と喜びの方が優先されるという、
摩訶不思議な出産となった。

赤ちゃん誕生間際…わたしは確かに観たのだ、心の眼で。
それは―、
漆黒の闇の中に浮かぶ蒼き星、地球をの姿だった。

その地球に向かって、
斜め上方から、白く輝く光の珠が現れた。
すると、瞬く間に真っ直ぐに地球の中に吸い込まれていったのだ。

その瞬間、青い星が一瞬、白く包まれ、
また元通りの深く優しい青に戻った。
それと同時に、今で筆舌に尽くしがたい、圧倒的な愛に包まれた。
その愛の大きさに意識が遠のくのではないかと思ったほどだった。
やがてしばらくして、
赤ちゃんの産声が、遠くからだんだん近くなって、私の耳に聞こえてきた。

今でも決して忘れることはない…というか、
人生のトップ3に数えられるほどの、衝撃的な体験だった。

さて、生まれてきた子は、それまでの厳格な玄米菜食が効いたのか、
今どき珍しい体脂がほぼ無い、泣くと真っ赤になる「赤ちゃん」だった。
胎盤も綺麗だったらしく、
一人目の時の、妊娠中毒症で、
次の子を産むのは考えてくださいといわれた、
ハイリスク妊婦の私としては、心底ほっとした記憶がある。

その子が3歳になる直前に胎内記憶を語った。
もっとも、そんなこと言っていないと今の彼は言うけれど(笑)。
話の要旨はこうだ。(メモに残しておいた)

おっぱいが飲みたくておなかの中で探したけれどまだ無かったこと。
すると、どこからか「白い大きな人」が現れて、息子にこういったのだそう。
トキガミチルマデマテと(もちろん意味はわかっていない)、

やがて、いよいよ出産の時は、身体をくねくねさせながら、
明るく見えるトンネルの向こうに向かって頑張って行ったのだとか。

そしてとうとう生まれる直前、また白い大きな人が現れて、
手に何かを渡されながら、
「この世界を愛でいっぱいにするんだよ」といった。
すると彼は、勇気りんりんのアンパンマンみたいになって、
いくぞーって、飛び出したのだって。

この時のお話が、忘れられず今に至る。
「愛でいっぱいにする」かぁ。
うーん・・・しみじみ感じ入る。

令和五年の今、実家でいつも優しく見守ってくれた父が、
今、病の床にいる。
先月戻った時に、父に手を見せてといったら、
私と同じ手のかたちだった。
床屋さんの父はこの手を使って、家族を養ったのだ。
万感の想いを込めて、手のひらをギュッと握り、別れた。
来週、また急遽、行くことにした。

繋がり繋がるいのちの流れ。
愛から生まれ、愛を生き、愛に還るいのちの流れ。

ありがとう。おめでとう。
いのちの流れ、永久に、今に。

PS
毎年一枚は薔薇を描いているのですが、
今年の薔薇も、めっちゃアップに(笑)なりました。
どうぞ、花芯の奥に意識を向けて、
自然界や御先祖様、未来と繋がって下さいね。




★★★Miyuki‘s Information★★★

●9月10日(日)  出版記念講演会 会場(東京)&オンライン
「愛と歓喜の法則―量子モナド理論は完全調和への道」
―今、あなたに伝えたいこと
講師:保江邦夫×はせくらみゆき

●9月23日(土)秋分の日 会場(東京)&オンライン

「第100回AT1大経連お披露目祭り」
大調和社会の実現に向けて―
時代を担う豪華ゲストが共演します。
はせくらも矢作先生と共に登壇します。
終了後、懇親会もあります。

●10月7~9日(土・日・月) 会場(長野)
「宇宙の叡智を地球と人類の目覚めのために シリーズ7」
はせくらも登壇します。
高原の自然の中で、ご一緒にいかがですか?

●10月15~16日(日・月)  出雲
「みゆきと行く出雲―神遊びと祈りの旅」
満員御礼。ご参加の方、どうぞお楽しみに!

●はせくらみゆき公式サイト