早咲きの桜も咲いてきて、
やわらかなパステルピンクに包まれる今日この頃、
世間はなんだか騒がしさを増してきている。

実は震災から12年となる3・11の日、
大祓を唱え、お祈りをした後に瞑想していたら、
「手綱を締めよ」という内なる声が響いてきた。

心を澄まして内側を感じると、社会システムという
一見盤石だと思える基底部が砂状となっているビジョン。
…んん? と思いしばらくしてネットを見ると、
アメリカの銀行破綻のニュースが飛び込んできた。

うーん、なるほど。これは世界に飛び火するかも…ね。
リーマンショックの時と違うのは、情報伝達スピードが、
格段に上がっているということ。ネットバンキングを使えば、
簡単に資金移動も出来てしまう現代だからこそのリスク。
対岸の火事とは思えないよ。だしかに手綱を締めよ、だわ。

とはいえ、個人の力の及ぶ範囲の中では、出来る事と出来ない事、
どうにかなるものとどうにもならないものもあるので、
そこを見極めながら、その都度、選択していかなくっちゃね。

物価高騰に戦争リスク、災害リスク…ありゃありゃ。
起こることは起こるので、今を、
知恵と工夫と愉しむゲーム期間中だと捉え、
その先にあるであろう、
喜びの中にある、
素晴らしい地球をはっきりと心に刻んで、
逞しく生きたいと改めて思ったよ。

そういえば先日、友禅の教室で(秘かに通っていたんです)であった、
98歳のご婦人がとっても素敵だったの。
彼女は終戦が二十歳で、大空襲や戦後の混乱期を、
東京の真ん中で超えてきた方でした。与謝野晶子の知人だった。
その彼女が語った言葉より。

「長く生きるっていいものよ。だって、いろんなこと経験できるもの」
「生きるって楽しいものよ」

そして、私がなぜ友禅を続けられているのですか? と聞いたら、
「90歳になったら、新しいことを始めようと思ったからよ」ですって!

ご婦人の語りの中には、特攻隊や焼夷弾、闇市、疎開…と、
今まで私が本の中でしか知らなかった世界を実体験されていて、
何とも圧巻だった。きっと私たちの親の時代も、
それぞれに壮絶な歴史が刻まれているのだと思う。
比べることは陳腐だとわかっていても、
やはり今の時代は幸せなんだと思う。

いやぁ、90歳になってやったことのない習い事する…って素敵だなぁ。
自分もその年になった時、何を始めよう?
どうかそのころの地球が、未来が、よりよくなることを願いつつ、
今、出来ることに集中して、愉しんで進みたいな。

ではまたね!
本当は人類の起源や歴史のこと、宇宙のことなど…
具体的に、いろいろな情報を分かち合いたいのですが、
とりあえず今日はここまでにしますね。
よければ春分講演にご参加いただけたら嬉しいです。

PS.

写真は私の初手書き友禅作品。つゆ草のつゆで下絵を書いたり、
灰で止めたり、楽しかった~。半年以上かかったけれど。
絵は洋花に鳥獣戯画のうさぎさんです。
どうぞ今日も素敵な日を。




★★★Art Symphony Information★★★

●春分講演(オンライン配信)3月21日19時~
「原点回帰と選択の未来」(見逃し配信あり)

●癒しフェア大阪 出演 4月22日 12時半~
「あなたの内に眠る古代の叡智を呼びさます7つの知恵」
(会場参加&オンライン参加)