g皆さん、こんにちは。
一昨日、出雲から帰ってきました。
一生、心に残るであろう旅(研修会)となりました。


というのは、私が主宰している、
一般社団法人あけのうた雅楽振興会の、
一つの集大成である出雲大社での御奉納が、
新嘗祭の翌朝、恙なく完了したからです。

昨年の伊勢に引き続き、今回の出雲で、
伊瀬(顕れの世の御担当)と出雲(隠り世の御担当)の、
顕幽一如の舞楽奉納をさせていただけたことへの、
感謝の思いでいっぱいになっています。

思えば、日本語新発見ツール「おとひめカード」の着想を得たのが、
ミレニアムイヤーの2000年。
一音一音が神であり、仮名とは、すなわち
神名(かな)であると直覚しました。
もっというと、それぞれ固有の振動であり、その振動の振る舞いが、
現象化に関わっているということも。、

その後、「おとひめ(音秘め)」は13年の時をかけて完成に至り、
2014年に出版されることになりました。
その時、原稿校了直前に、あるうた(長歌)が一瞬のうちに生まれました。
その名は、「あけのうた」。

“つるかめすべる ひふみゆう なぎなみすべる みろくゆう
あけぼのあけて よあけどり”  (あけのうたの歌詞の一部)

以後、不思議な経緯を経て、謡は雅楽となり、
舞を伴う舞楽(神楽)となって世に出ることになります。
このことがきっかけで、私は「和心を学び、実践する」場として、
一般社団法人あけのうた雅楽振興会という会を設立することとなりました。
(このページの左上に「あけのうた」の謡バージョンと雅楽の冒頭を、
 聴くことが出来ますのでよければどうぞ)

こうして2015年から、
舞楽や作法の第一人者である河内一之宮枚岡神社の宮司様の御指導を受け、
広く日本文化を学びながら、粛々と会を継続していくことになりました。
舞いも「むすびうた(結び舞)」や狂言調の「七福神祝詞」など、
新たなる曲がどんどん増えていきました。
そして設立から8年後、おとひめの着想から、22年かかり、
今までの集大成のごとく、出雲での御奉納が無事終えられた、という感じなのです。

この間、ずっと根底にあった想いは、
「大いなる調えの和―大調和」への願いでした。
もっとも、そのためには、自ら自身の身口意が揃ってなければ、
嘘くさくなってしまいます。
なので、出来るだけ揃えようと、自身を見つめる日々でもありました。

まだまだ、至らないことばかりで、胸が痛みますが、
志を同じくする良き仲間との出会いに励まされながら、
数十人の仲間と共に、一つの型出しが完了出来て、嬉しく思います。
今まで、この会での活動はほぼブログに書いたことはなく、
ひっそりと続けてまいりましたが、今回初めて、
一つのけじめとして、きちんと書こうと思いました。

「いざいざゆかん たまふりて
 のぼるあさひこ ひかりみつ」(むすびうたより)

私たちのミタマをふるわせ、先映えて(明るく前を向いて)、
朝日のごとく明々とした、大調和なる世界を意識して、
これからも進んでいきたいと思います。

最後までお読み下さり、ありがとうございました。
尚、(社)あけのうた雅楽振興会では月に一度、
言の葉通信という無料のメルマガも配信していますので、
ご興味のある方はご登録下さいね。

それではまたね。
今日もいい日でありますように。

PS
今回、出雲大社では、皆、装束を纏い、
三十数名の男女で御奉納させていただきましたが、
肖像権の関係上、掲載はありません。
ただ、私のは大丈夫なので、載せました。
…なんか、今見たら空気違うね(笑)。




★★★Art Symphony Information★★★

●2023年カレンダー「Jumping High—光の軌跡」
 やすらぎと希望で綴る、12枚のアートたち(記述可能)
(残数が少なくなってきています)

●セミナー「清々しき新年を迎えるための言霊実相学と、 
 無限大胡蝶しめ飾り創り」(オンライン・12月3日)
(残席がかなり少なくなっています)※見逃し配信は12月31日まで

●講演会「年末スペシャルミラクル講演会」
 ひすいこたろう・高島亮・鳴海周平・はせくらみゆき
12月11日 会場参加(東京)
録画参加

●はせくらみゆき公式サイト