昨日は七夕のオンラインセミナーでした。
ご参加くださいました皆様、有難うございました。
明日、おまけのバーチャルギャラリー散歩が付いた、
見逃し配信をお届けしますので、お楽しみに♪

さて本日は、七夕の奥義について。

暦上では7月7日や8月7日ですが、
旧暦では8月14日が七夕となっているため、
まだこのエネルギー下の中ですので、
ご一読いただけると嬉しいです。

一般的に、「七夕」は中国から奈良時代に伝わった、
とされています。
物語は、天帝により引き離された夫婦の、
織姫と牛飼いの彦星が、一年に一度、
7月7日に会うことを許されたというストーリーです。

実はそれ以前から原型のかたちが、
我が国の中にすでにあったのです。

それは…古事記における重要な場面の形代で、
天照と素戔嗚の誓約(うけい)のシーンです。

伊邪那岐大神(創造神)より、
海原を治めよと云われたのに、
母恋しさに、黄泉の国へと行くことを望んだ素戔嗚が、

姉が住む高天原に報告に行った際、
身の潔白を証明するために、天の真名井で誓約をして、
それぞれの物実(ものざね=ものを生み出す種)から
尊い五男神と、三女神がお生まれになった、
という物語が、七夕の根底には流れていたのです!

ということで、織姫とは、
神衣を織るために機織りをしている姫-
天照大神の暗喩であり、
彦星とは、
素戔嗚の暗喩であるということです。

そして天の川というのが、
天の真名井にあたります。

なぜそうなのかの詳しい説明はカットしますが、
大切なことは、

さらさらと流れる澄み切った心で、
念じたものは、すべて叶う
(古事記では尊い神が生まれる)、
ということです。

なぜならそれが、
天つ心と一つの状態だからであります。

また、「たなばた」を言霊的に紐解くと、

「たな」は、棚田の「たな」でもあり(ナは調和の意)、
田になぞらえた、精神宇宙の調和の様を示し、

「はた」とは、
経糸と横糸が綾なされる宇宙の秩序をさします。

つまり、「たなばた」とは、
精神宇宙における調和と秩序のさまを示す、
深い教えでもあった、ということです。

また、五色の短冊の五色は、
精神宇宙における五つの次元や、
自然界の構成要素のことをさしており、

私たちの意識は観自在にそれらを行き来しながら、
精神から物質へと、
想像を創造へと変える、
修理固成の旅をしています。

そこかしこに輝き、ふりそそいでくれている
天の想い(天意)に見守られながら、
あなたという神が、
さやけき心でさらさらと、願ったその世界が、
願いのままに成就していく神なる創造。
これが七夕が指し示す真意でもあるのです。

“ささのは さらさら のきばにゆれる
お星さま きらきら きんぎんすなご

五色の短冊 わたしも かいた
お星さま きらきら 空から見てる“

七夕という星祭りの根底には、
先人たちが未来の子孫に残した、
あなたという神へのエールが、
込められていたのですね。

ちなみに、こうした、
澄みきった祈りの成就を応援する働きも、
神名として表現されているんですよ。

その名は、
霊から体の流れを「饒速日」尊と云い、
体から霊への流れを「瀬織津姫」と呼び、
禊祓(みそぎはらへ)の流れを、
活性化させていくのです。

とはいえ、忘れてならないことは、
天照、瀬織津姫といった神様たちは、
どこか遠くにおられるのではなく、
たった今、我が内に坐しているのだということ。

この内なる気づきと広がりが、
次なる幕を開いていくと確信しています。


さて、話は変わりますが、現在、私は、
東京にて「ガイアの祈り」と題した、
個展を開催しております。
東京駅から歩いて10分の場所です。
http://gallery-kubota.co.jp/acces/


(ギャラリーくぼた)

たくさんの原画を扱っておりますので、
ぜひ、遊びにいらして下さいね。




東京個展は、日曜日が最終日です。
私は土日に顔を出す予定です。
個展の様子はコチラでどうぞ♪

それではまたね。

大いなる宇宙の秩序と愛に見守られ、
星に願いを、
あなたに光を、
いのちを輝かせて過ごしていきましょう。

PS
2021七夕セミナーは、
7月21日までお申込み可能です。
上記の更なる説明も含めて、さまざまな情報の解説や、
ワークなどをしておりますので、
希望される方は、ご参加くださいませ。