先日、丹波国一宮出雲大神宮の宵宮祭にて、
私が代表を務めさせていただいている会―、
(社)あけのうた雅楽振興会のお仲間と共に、
http://www.akenoutagagaku.com/
舞楽奉納をさせていただきました。

楽曲は二種。
どちらも、心のうちに瞬時に出来てしまった謡で、
「あけのうた」と「七福神祝詞」というものです。
こちらの謡を、河内国一宮枚岡神社の中東宮司様による
御指導のもと、全国から集まった仲間たちが、
約二年程お稽古を重ねての御奉納でした。

「あけの舞」は、雅楽のしらべをもとにした舞楽を、

「七福の舞」は、朗らかな狂言調で、のびのびと、
舞い、うたわせていただきました。
謡の内容はどちらも、
人や国の、平安と繁栄、弥栄をねがうもので、

こうした一つの型をとおして、
御奉仕させていただくことができるのは、
ただただありがたくもったいないことだと思いました。

参加したメンバーたちも、誰一人として、
我欲を満たすための舞ではなく、
こうして肉体を持って使わせていただけることの喜びに、
胸がいっぱいになりながら、真摯に向かい合ったのでした。

終了後、出てきた言葉は、

ありがたい。
もったいないことだ。
おかげさまで。

といった言葉。

一人でやるのもいいけれど、
みんなでやるともっといい。

たくさんの個がある、
一つの大きな力。

さざれ石って、
こんな感じなのかなぁとも思いました。

お心を寄せてくださいました皆様、
誠に有難うございました!

ではまたね。

P.S. 1 あけのうたの歌詞はこちらです。

  海神深く 海の底
  ゆらゆら泳ぐ たいひらめ
  鍋底向こう ほらあなに
  漏れたる光 宮ありし
  天ふる 真井 たつのみや
  かぐや 乙姫 おられたし
  なんじ 来たりし いくとせや
  まちし 願いし いづかたや
  乙姫ふるえ 鈴振りて
  珠の緒ふるえ 珠ふりて
  さきはえ 給う 弥栄を
  願い 秘めたり 玉手箱
  満ちたる時は 中今の
  あけたる時は 立ち花の
  鶴亀統べる ひふみ世(ゆう)
  なぎなみ統べる みろく世(ゆう)
  曙 あけて 夜明け鳥



P.S. 2 こちらは七福神祝詞です。
    朗々と、唱えると気持ちいいですよ。

  めぐりて天龍 昇りしは
  花たちばな におい香の
  あめつち開けし 開闢に
  弥栄やさか ひふみ世
  めでためでたの みろく世
  天晴れ 天晴れ えんやらや
  天晴れ 天晴れ えんやらや