水害、酷暑、台風、地震と、
立て続けに災害が起こっております。
このたびの、台風、そして北海道地震で、
被災された方の、一日も早い復興と安寧をお祈りします。

なお、私は北海道出身で、両親・親戚が、
我が家以外、皆、北海道在住です。
昨日一日、バタバタと動いておりましたが、
皆、無事で元気でした。心配してメッセージを下さった
仲間の皆様、本当に有難うございました。

さて、この、
あまりにも多いと感じ、
気持ちが萎えてしまいそうになる自然災害の中で、
私たちはどのような心持で過ごしていったらよいのか、
あるいは、向かっていったらよいのか、
私なりに感じていることをつぶやきたいと思います。

もし、心地良くないとか、
違和感を感じるようでしたら、
スルーしていただければと思います。

ではここから。

まず、
胸の痛む映像や情報、現実、
そうしたものに出逢うことで、
私たちの心は千々に乱れ、
さまざまな想いが去来しますが、

その乱れた状態のままでい続けるのは、
なかなか冷静な判断・識別も出来ません。
もちろん、大きな出来事が起こったすぐは、
湖面に巨石を落としたがごとく、
たくさんの跳ね返りがあることでしょう。

けれども、その跳ね返りを、
甘んじて受けながらも、スーッと立っていると、
次第に波紋は収まり、湖面の奥が見えてきます。

そこからがポイントです。
深くしっかりとした呼吸を続けながら、
自己の内奥に、静かに分け入っていくのです。
意志の力を持って進み出で、
祈りの力を持って入り込んでいきます。

そうすると、少しずつですが、
でも確実に、
何もないけれど、何もかもある、
でもそこも、確実に自己の一部である、
静かなる海の場所に出逢います。

もしそれがわからなかったとしても、
たしかにそこがあることを、
知っていてほしいのです。

たとえ表面意識はわからずとも、
深層意識はすでに識っています。

あるいは、その場所をイメージしたり、
だったらいいな、
と思うことでもかまいません。

その深奥に触れてから、
再び呼吸に意識を向け、
気管を流れる空気の音を感じながら、
ゆっくりと、
自己の表面意識に戻ってきてください。

そうして再び、
「現実」を見渡すのです。
目を開けて、あたりを見渡し、
深呼吸をもう一回。

そこでみえる風景の中から、
今出来る、最も良いと思われることを、
一つひとつ行動に移していくとよいと思います。

これを単なる、
スピリチュアルなお遊びと
捉える方もいらっしゃるかもしれません。
それはそれでOKなのです。
けれども、ただそう捉えて終わるのではなく、
それを生き、実践する自由もあります。

どちらがよいとか悪いとかではなく、
選択の問題です。

私は、精神が現実の質を決定すると捉えているので、
その地平から世界を見て、
この言葉を綴っています。

現実は、決して一つではありません。
100人いれば100通りの現実があり、
それぞれの現実において、
それは真実です。

私たちが暮らしているリアリティは、
縦・横・高さが存在する三次元空間です。

それと同じように、
物事の解釈も、
切り取られた一面だけしか見ない、
平面的な時空からではなく、

空間があり、拡がりがあり、
粗や密の密度も持っている、
立体的な時空の中に、
私たちは存在していて、

それぞれがそれぞれの時空面として、
私たちのリアリティ(現実)があり、
そこを起点として、
タイムラインも伸びていきます。

視野を変えるということ。
視点がひろがるということ。

たったそれだけで、
起こる現実の見方が変わり、
しいては、

見える現実、
そして、起こる現実さえも、
変わっていくのです。

ところで、
昨晩、連絡が取れなかった北海道の母と、
昨日から電話していて、
やっと今しがた連絡がとれた妹と、
話したのですが、
彼女たちがいった開口一番の言葉は、
「怖い」でも「困った」でもなく、
「星が降ってくるような満天の星がきれいだった」
でした。

もちろん、
さまざまな不自由はあることでしょう。
不便や心配もあると思います。
けれども彼女たちは、思わずして、
今回の出来事を機に、
満天の星空という贈りものを、
人生のギフトとして、
受け取ったのかもしれないと思ってしまいました。

いつ被災者として
暮らすことになるやもわからぬ私たち。
すでに対岸の火事の意識では、
なくなっていると思います。

この国に生まれたこと。
いや、この国に生まれたからこそできること。
それがきっとあるのだと思っています。

そんな魂の奥深くに刻まれた、
御用が気持ちよく発動していくためにも、

いい悪い、好き嫌い、正否のジャッジを超えて、
それぞれを認め合い、裁かないという世界から
発動していきたいと願います。

その上で、違いを乗り越え、認め合い、
あらゆるいのちが響き合い進化する、
和合進展の世界を意図します。

そうした多次元時空の中で、
私たちが出来ること―
それは、

今という時を、
ここという場所で、
今出来る、よいと思うことを
一つひとつ選択しながら、
心を込めて生きていくことをしたいと思います。

大丈夫。
大丈夫。
すべてよくなる、うまくいく。

和らぎの国―和の国日本の私たちは、
これまでも、そしてこれからも、
おひさまのもとの民として、
明るく力強く歩んでいける民だよ。

PS 1

この投稿のあとに何ですが…
そろそろ時期になったので、
掲載させていただきますね。

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PS 2

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