皆さん、こんにちは!

今年は、けっこう本の出版が続いていて、

立春以降、まるで冬ごもりみたいに(笑)、

この春出る本の執筆に追われていました。

脱稿できてホッ!と一息。

 

さて、2月22日に、

ロングセラーである、「カルマからの卒業」が、

「原因と結果を超えて」というタイトルで、

刊行されることになりました。

 

以下、けっこう長いのですが、

冒頭文をそのまま転載致しました。

この中にも、おそらく、

いろんなエッセンスが詰まっていると思いますので…。

 

興味のある方、

まだ読んでいない方、

よろしければどうぞ、御一読下さいませ。

 

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新装版に寄せて

                           

 2013年の初秋に刊行された「カルマからの卒業」―あなたを縛るカルマ・プログラムを作動させない方法―(ヒカルランド刊)が、4年の時を経て、装いも新たに「原因と結果をの法則を超えて」というタイトルで、再び発刊される運びになりました。

 本の「寿命」は短く、毎日数百冊の新刊が出るといわれる中、ロングセラーとして親しまれ、再び皆様のもとへお届けすることが出来るということは、大変有難く思いますと共に、この本が持つ意義を改めて考えている次第です。

 

 というのは、時代が急速に変化していると感じるからです。

 少し前まで…そう、本の初版が出た頃は、まだ「スピリチュアル」とは何か特別なもので、ともすれば怪しく、とっつきにくいものだと考えられていました。もちろん、今もそのような考え方や傾向は残っています。

 

 しかしその一方で、最先端の科学…とりわけ量子力学の発達によって、精神と科学の間に橋がかかるようになり、単なる「スピリチュアル」と軽視できるほど、表層的で単純なものではないこともわかってきました。

 

 少なくとも、アニメや映画の世界では、パラレルワールドや異次元世界の住人、時空変容など、さまざまな要素が頻繁に出てきていますし、子どもたちは、そうした概念を自然に受け入れ、脳内データにインプットしている現実があります。

 

 最近大ヒットしている映画「君の名は。」などは、まさしくパラレルワールドとタイムジャンプがテーマになっていますものね。

 

 振り返ってみると、ちょっと前まで「癒し」といえば、アヤシイの代名詞だったものが、今はこぞってどこでも使われるように、スピリチュアルといった認識に関しても、ここ数年で驚くほど変化してきていると感じます。

 

 それは本当に素晴らしいことであると感じる一方で、表面的なスピリチュアルというのでしょうか、現実逃避を助長するようなものであったり、お金儲けの道具として心の隙に入り込むようなもの、上澄みだけを見ているような「スピリチュアル」には、辟易する思いで静観しておりました。

 

 真のスピリチュアリティ(精神性)とは、そんなヤワなものではないこと。へたに不可視の世界に逃げ込むより、目に見える現実をしっかり生きるほうが、はるかに大切で尊いことを確信していたからです。

 

 今、やっと初期の波がおさまってきたというのでしょうか、心は目に見えなくてもあるように、私たちが持つ精神性を、どう暮らしの中で生かすかが、物質次元である三次元世界をより良くする鍵であることを、多くの人が気づき始めてきたのだと思います。

 

 つまり、精神と物質は、相反する二極ではなく、互いに補完し合うものであり、その本質は一極であることを、私たちは無意識レベルでわかっていて、それが徐々に顕在意識のレベルにまで引きありつつあるのではないかと感じているのです。

 

 人類の進化は、八千年前の農業革命、二百年前の産業革命、二十年前の情報革命を経て、いよいよ次のサイクル―意識革命の時代へと向かっています。

 

 その意識革命とは何か? というと、私たち人間の本源的な姿―イノチ(霊)が主であり、身体(肉体)は従であることを知り、その見地から、高い精神性と霊性をもって、物質世界を再構築していくということなのだと考えています。

 

つまり、物質と精神の両軸をもって、さらに高いオクターブで、地球の精神文明を開花させていくという段階に入ったのではないでしょうか。

 

 このフェーズを具体的にいうと、いずれ、警察も裁判所も病院も要らず、貨幣もない、宗教もない、あるのは尊厳と自由、分かち合いと豊かさで満たされるユートピアの次元が現れる、ということです。

 

 今はまだ、おとぎ話のような話に聞こえるかもしれませんが、マルチユニバース理論による「現実」は一つではなく、意識の数だけ無数にある多世界宇宙だとしたら…、そうした地球がパラレルアースとして存在しても、おかしくはないのですね。

 

 いえ、むしろ、「想像できるものはすべて在る」という宇宙の真理からいくと、すでにあるパラレルワールドの一つを、私たちの意識がポーンと量子的飛躍をすることで顕現する(物理でいうと波動関数が収束する)ことだって、可能なのです。

 

 しかしながら、この望むパラレルワールドを表すためには、出来るだけ、心と身体の中に入っているメモリーに保存されている、重い情報をクリーニングする必要があるのです。

 

それが、身体でいえば、なるべく重金属のバイブレーションや添加物などが入っていない清浄な身体であり、心でいえば、表面にある顕在意識が穏やかで愛に満ち、かつ潜在意識もクリーニングされている爽やかな状態が理想なのです。

 

この本では、こうした心の「爽やかな状態」を創り出すための、顕在意識と潜在意識のクリーニングの方法を書かせていただきました。

 

とりわけ、カルマと呼ばれるもの…今まで、おどろおどろしく語られることが多く、誤解の多いテーマにフォーカスして、そのしくみと解除法をお伝えすることで、より自由で豊かな人生の可能性にアクセスしてほしいと願って書きました。

 

当時はまだ、「スピリチュアル」なことを表に出すのはためらっていたので、書くことにはちょっとした勇気が必要でしたが、子どもたちが大人になる頃には、本当に物心共に豊かさを表す精神的物質次元が表れてほしいと切に願い、上辞することを決意したのです。

 

すると、言葉が次々とほとばしり出て、一気に書きあがったのがこの本でした。

 

三年前の著作ですが、今の時代に必要なキーワードがいくつも出てきているのに、我ながら驚いてしまいました。

 

いよいよ私たちは、これを知り、学ぶ段階から、知り、生きる段階へとシフトしたのではないでしょうか。

 

 

 時代は、目まぐるしく変化し続けています。

 そして、私たちの意識も、どんどん開かれています。

 

人とは何か?

私たちは何者か?

 そして、どこからきて、どこへいこうとしているのか?

  

 長き時代を経て、私たちの一つの旅が今終わろうとしています。それは同時に、新たなる始まりの旅でもあります。

 

 新しい革袋につぐ新しい酒。一人ひとりが、生けるキリスト、生けるブッダとなる時代、

 低振動高密度の周波数帯に属する地球から、高振動低密度の周波数帯に属する地球もあるのだと知り、その地球を選び、生きることもできる時代、そんな移行期のサポート役の一つとして生まれたのが、この本です。

 

 あなたの更なる成長と発展の一助として、お役に立てれば幸いです。

 

                             はせくらみゆき