昨年からずっと描いていた絵が、

とうとう完成しました。

 

最初は蓮の池を描いていて、

すると池は虹の光でいっぱいになって、

次に屋久杉を描いて、

すると屋久杉が白光でいっぱいになって、

最後に出てきたのは…

鳳凰でした。

 

鳳凰を描いていたら、

中からぐるぐるとした光が渦巻き、

それは、さんさんと輝いて

鳳凰のおなかから、

日の丸が出てきました。

 

日の丸が出てきた途端、

涙が急にあふれてきて、

なんだかただただ有難く、

この国に生まれた一員であることを

誇りに思いました。

 

40号の大きな作品であるこの絵の原画は、

第22回日本の美術―全国選抜作家展にて

2月18日~22日まで、

上野の森美術館にて展示されます。

(絵描きになって25年、ただ好きで描き続けていたら、

昨年、日本を代表する画家の一人として選ばれました)

近くになったらまた、告知致します。

 

日の丸の真ん中と、

鳳凰の眼とくちばしには、

純金がはいっています。

 

そうしたら、パッと明るくなったので、

今度は、画面全体に金粉を散らしました。

 

描けば描くほど、光が満ちてきて、

なんだか暑くなってしまいました。

まさか、蓮池と屋久杉から、

鳳凰が生まれて飛ぶとは思いませんでしたが…!

 

私の絵は、いつも私自身も、

どうなるかわからない、

対話しながら描くアートスタイル。

 

出来たてホヤホヤの、

夜明け鳥をアップします。

 

どうぞ皆様のもとへ

福と黎明を運んでくれますように!

 

(絵が大きすぎて全部写せなかったので、

一部です)