屋久島アーシングツアーから戻ってきました。
いやぁ…、感慨深い旅でした。

今回の旅は、一言で言い尽くしがたいのですが、
あえて一言で表そうとするのなら、
今、この瞬間の中に、望む世界はあり、
どの時空とつながるかで、現れるものが違うんだな、
ということを36名の仲間で共に体感したことです。

特に印象的だったのは、
大きなガジュマルの木を見に行く途中、
お野菜の無人スタンドがあって、
そこにあるのは「食べてください」の紙きれと柿たち。
お金を入れる箱は…ない。

つまり、見知らぬ人へのおすそ分け、だったんですね。
なんだかそれをみたら、涙が出そうになりました。

あまりに優しく、あたたかい。

皆がそんな感じで、ちょっとずつ、
どうぞ、おたがいさま、おかげさま。
そんな気持ちで暮らしたら、
あっという間に、素晴らしい世界できちゃうよね。

そうして着いたガジュマルの木の下、
皆で七福神祝詞をことほぎ、感謝と敬意を伝えたら、
終わった途端、鳥がさえずり、蝶が舞い、
枝葉がキラキラ、光って見えました。
その後、木全体からは、えも言われぬ良い香りが…。

それは、なんともかぐわしく、
高貴で楚々とした香りでした。
まるで、木の言葉が、木の香りであるかのよう。
ただただありがたく、ふつふつと幸せがこみ上げました。

帰る途中、ご案内して下さるガイドさんが、その時の光景を
びっくりした様子で話してくださいました。

仕事上、いつも訪れる場所なのに、
初めての場所のように輝いて見えたこと、
良い香りがしたことや、鳥や蝶のことを話しながら、
あれ? どうしたのだろう…勝手に涙がでるのはなぜ?
という感じになられたんですね。
その場に居合わせた私たちも、
一緒にウルウル。

その時に感じたのです。

何をいわずとも、伝えずとも、
ただただ、ハートの共鳴が起こった時に、
自ずと、わかりあってしまうのだということを。

大切なことは、
やっきになって伝えることではなく、
もちろん、表面のスピリチュアルに
踊らされることでもなく、

ただ、それを生きることなのだと。

今日もどっしりと、大地に深く根を下ろし、
ガジュマルの木は、
空と鳥と虫と、お話しているのでしょうね。

PS
イタリアの地震、空襲を受けるシリアの子どもたちや家族…
そんなニュースを観るたびに、心が痛みます。
8月いっぱい、11時11分の1分間の祈りでは、彼らのことも祈りたいと思います。
よければ、御一緒にいかがですか?