(笑)私なんぞが言う話ではありませんが、自分が過去に教えてもらった自民党の長い歴史を顧みた時、きれいごとや理想論ではまったくもって語れない世界が存在していると思うんですよねえ~。

 

 だから、私は、この人記者出身なのに何を言っているんだろうと思いましたし、意図的にしてもちょっと恥ずかしいなという発言だなと思っていました。

 

 それが、まずは以下です。(共同通信のネット記事から)

 自民党の青山繁晴参院議員は12日配信の自身のインターネット番組で、意欲を示していた党総裁選への出馬ができなかったことを陳謝した。「推薦人集めに奔走してきたが、残念ながら少し届かなかった」と述べた。

 青山氏は2016年に参院比例代表で初当選し、現在2期目。自民の保守系グループ「日本の尊厳と国益を護る会」の代表を務めている。

 

 独自の理屈で総裁選出馬意向を言っても、誰も相手にしてくれないことを自らのサイトなどで言っていたのですが、今日の総裁選挙に届け出をする条件を満たせる可能性を確実にして初めてメディアも相手にしてくれるでしょうに。という感じ(笑)。

 

 更には、別の記事ですが、(テレビ朝日のネットニュースです)

 自民党関係者 「引きはがし工作すごいですよ。森元総理の指示を受けた現職議員が他陣営の引きはがしをやっています。もうムチャクチャです」 

 

 政府関係者 「森元総理が直接電話をかけているわけではなく、指示を受けた現職議員が動いている。数人動いたと聞いている」  

 

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏は「裏切り、背信、寝返りがはびこるのが総裁選だ」と話します。 

 

 田崎氏 「各陣営はこれから、まさに選挙運動をやっていくわけです。選挙運動の対象は、自民党の衆参国会議員及び党員に対する働きかけ、推薦になられた方にも働きかけを続けると。引きはがし作戦が選挙期間中を通じて行われるだろうと思います」  

 

 推薦人になった議員が、他の候補者に投票することなどあり得るのでしょうか。 

 

 田崎氏 「実際の投票の時は無記名投票なんですよ。推薦人になったり、口約束したりしても、別の投票行動を取る人はいるだろう」

  (「グッド!モーニング」2024年9月12日放送分より)

 

 そう。その通り。それの何がいけないのだろうか?

 

 総裁選挙イコール内閣総理大臣を選ぶ選挙。もっと言えば、総裁選後の党員国会議員の行動は不文律で長い歴史が証明している行動があります。

 

 そこまでは、一時も油断できないものであると同時に、政治の悲しい性。あの手この手の話で揺さぶられ、孤独な中での判断決断を、おどしすかしに応じながらするものです。

 

 その体制が無い国会議員も増えてきているようですが、そこは、その後の議員としての生活と未来を見据えた判断、決断を求められます。

 

 まさに仁義なき戦いなのです。

 

 それが過去の歴史でもなかった、派閥臭を出さない選挙で、当然ある一定の「集団」行動は想定できますし、とてつもない「うごめき」が想像されますね(笑)。

 

 人間の本質が、一部の人たちに見破られる時でもありますが、若干外には出ても公にはならない裏切りが四方八方で起こるものだと思いますね。

 

 あ~こわ。