私は、政治活動をする中でポピュリズムは一貫して否定的な立場におりましたし、いまもその考えに変わりはありません。

 

 しかし、今の与党の一部の方々は、そっちの方向へまっしぐらという感じが否めません。

 

 先ほどニュースで報道されていましたが、公明党代表の自民党大会でのあいさつや、ここのところの自民党のそっち系の議員さんや幹部の発言。

 

 もう昭和の時代は終わったというのは自由ですが、私は次期戦闘機の第三国への輸出を認めるかどうかをめぐっての公明党の対応や代表の一言一言にはさすがにうんざり感満載でした。

 

 全く日本国という国の力を理解していないのではないかと思われる「非常識さ」は、心の底から与党を離脱していただきたいと思いました。

 

 防衛産業が、どれだけ国の力を示す指標になり得るかを国会議員たるものが理解することから逃げようとしているとしか思えませんでした。

 

 ウクライナの戦争、イスラエルの紛争、近年の過去の戦争、どれをとっても、工業技術の進展とその立証機会であり、世界のイデオロギーなどを超越した経済活動であるということが証明されつつある昨今。たぶん、中国は確実にそれに気づき、そこが大切であると判断決断をしたのだと思いますし、すでに台湾をはじめとした多くの国々が最新技術による兵器ならびに兵力・戦力につながっていく技術開発に躍起になっていると思います。

 

 さらに言えば、結論・結果は計り知れませんが、人を殺傷することを目的としない、「無人」による国土攻撃も戦争の形なのかと思わせるような形態が出てきている中、世界の覇権争いに巻き込まれるべきか否か、それ以外の方策もあるのではないかと思われる中、せっかく「同盟」が築かれながら、経済活動につながる機会をみすみす見逃すかのような理屈はいらないと思います。

 

 ほんとうにことごとく、報道される内容は世界的に見て恥ずかしい理屈のような気がします。