実は、訪中にあたってアホみたいに中国行きます。行きます。とふれまわったわけではありませんが、言わざるを得ない相手には「ちょっと中国行ってきます。」と言うのですが、「大丈夫なの?」と大変危険な国に行くような反応。全員が全員、「スパイ罪で捕まらないでくださいね。」と(笑)。
まあ、ねえ~、メディア情報ではあまり対中感情が良いとは言えませんからねえ~。でも、ご高齢の知人からも大丈夫なのと言われてしまう始末(笑)。私は複数の友人から、リアルタイムの情報をもらっているから、全く心配をしておりませんでした。
西安時代の35年以上前からの友人とも連絡をとっている私にとっては、極めて平和な話(笑)
スパイ罪?なに?と言う感じ。
中華人民共和国において日本国の法律を守っていたって関係ない話です。
私が駐在中は、やってはいけないことをよく聞かされましたし、他の日本人社員が、法に触れそうなことをやると、きちんと、然るべきところから連絡が来て、中国の法律を教えたものでした。
その頃から、40年近い月日が経過し、今回、私たちを受け入れてくれた友人は、事細かに話をしてくれました。
私は、友人達の訪中を万全のものにするため一日先乗りして、まさに、滞在中の行動について確認もしました。
基本的に我々の今回の訪中では、写真撮影だけ気をつければ大丈夫だろうとの結論。あとは、すべて、日程に基づいた行動のため、違法行為が生まれるはずものないとのこと。
では、法律関係はどうなっているかというと、先進国の倣うべき部分は倣い、それらを中国に最適化したものが現代中国の法体系のようです。
従って、もはや中国の法律は私が聞き齧ったレベルでは日本よりも厳格かつ厳しいものです。
私達を受け入れてくれた友人は、自身の事業を説明し、現場を見せてもらったりしましたが、すべて法律に基づいてコンプライアンス重視で事業を行っていますとのことでした。
昔はというか、中国では今も「上に政策あれば下に対策あり」ですが、それはいまは法律の範囲の中でというのが私の友人。
それなのに、出発前も、帰国後も、行ったこともない知人がしたり顔で、中国のあることないことを、さも自分は知っていると言う感じで話します。
SNS情報を、したり顔で言うことを聞かされるのはうんざりです。
約40年前の駐在中からそうでしたが、当時は12億、いまは14億を超える国民を平穏に生活をさせていく大変さは、日本人をはじめ、先進諸国の人々には理解できない人が多数いるのだろうと思います。