このブログを読んでくださっている皆さんは、デジタルの世界での「文字」を読んだり書いたりします。

 

 そんな中、私のように人様の名前を四六時中扱っている者にとって結構驚愕の事実がわかりましたのでご報告です。(笑)。

 

 就職をしてホテルの仕事をし始めると、「お客様の名前を正確に書き留める。」ことが肝要になってきますので、自然と名前の漢字の正確性を気にするようになります。

 

 同様に、議員の職についてからも同じでした。

 

 一方デジタルの世界が一般的になりだしたのも、ホテルの勤務の頃から。ワープロ専用機、ポータブルワープロ、パーソナルコンピュータでのワープロソフト(機能)、等です。そんな中での作業をするときに「外字」なる言葉によって、文字を作成したりばらして組んだりもしました。

 

 そして今、「なんでなんだろう?」のシーンがたくさんあったので、チェックしたら、驚愕。まさに今、そういう作業しています。というデジタル庁の資料がネット上にあったのです。

 

 なぜ、そんな話?というきっかけは、私はいま、不動産登記簿を読み込むことが多いのですが、そこに記載の文字をパソコンで書類に記載しようとすると、変換不可能な漢字が存在するのです。

 

 例えば、

 これ、

 

 

 

 「西でしょう?」「邦でしょう?」と言わないでください。登記簿謄本などみているとこの文字が出てくるんですよ。

 

 で、パソコンで転記しようとすると、変換できない。

 

 今どきは、結構助かるWebSiteがあります。

 

 私がお世話になっているのは、

 https://www.qhanzi.com/index.ja.html

 です。中国の簡体字を検索するサイトですが、中国簡体字も、日本語漢字もしっかり候補を挙げてくれます。従って、ここで見つけられない文字が、かなり怪しい漢字なのですが、謄本には記載されているんだよなあ~と悩むのが私。

 

 しかし、お国の機関の発行する書類に記載されている「文字」だから、これこそが正確なんだろうと判断するしかないわけです。

 

 で、いろいろと調べるうちに、戸籍統一文字なるものを見つけました。法務局のホームページに検索サイトがあるのです。ここでは転載しちゃだめよ。と書いてありますが、ちょっとだけ許していただきたいと思います。上記の二文字がここの検索で出てきたものです。

 

 さて、20年間議員をさせていただきましたから、少しは役所の仕組みはわかっている者です。戸籍を扱うのは市役所ですが実は管轄はお国です。そして、住民票などの住民基本台帳のネットワークの部分は地方公共団体の事務です。そこで、気になったのは、ここが同じ文字使っとるのか?という疑問。

 

 そうしたら、なんと総務省が整備している文字として「住民基本台帳ネットワーク統一文字」なるものの存在があるのです。

 

 えっ?もちろん理由は理解します。国が一斉にデジタル化していく過程で、それぞれに各省庁が必要に迫られ、整備したものでしょう。仕方がない。しかし、デジタル時代を迎え、公の事務にデジタルが入り始めたもずいぶん昔の話。なのに文字の統一が国で行われていなかった。そして今やっている最中。とは、なんともお粗末な気がして、このブログを書かせていただいているわけです。

 

 

 

 

 さて、ブログを書いている最中に休憩をしながら、色々とググってみました。

 

 なるほどねえ~。ひらがな、カタカナ、漢字を使う国のデジタル化は半端なく大変だということに気づきました。

 

 それがこれらの資料。

 

 お粗末だなと思いつつ、会議の記録で過去を振り返ってみると、なるほどねえ~と思ったりしてみているところです。