読書三昧と書くと楽しんでいる感じですが、そうではありません。

 

 選挙・落選後の気持ちの高揚から、時間の経過とともに気持ちの整理ができないまま、不安定な状況を落ち着かせるためにページをめくっています(笑)。と書くとこれまた大袈裟ですが、全然気持ちは落ち着いてむしろグータラな生活の中に読書や仕事を入れている感じです。

 

 とはいえ、センチメンタルな気持ちではなくかなり前向き(笑)。です。

 

 何度か書いておりますが、私のある意味ライフワークに近い中国ウオッチ。

 

 首相官邸の2800日→China2049→習近平の覇権戦略→首相官邸の2800日→CHINA AND THE WEST→米中対立(今読んでいます)

 

 先月G7サミットが終わったところですが、さてさて、対中戦略を誤らなければ良いが。と言う思いが深まるばかりです。

 

 今回、海外の著者の翻訳本を3冊ほぼ立続けに読了したのですが、日本のメディアから見える対中問題はかなり間違えた視点が多いなと感じますね。もともと、そう言う疑念があったからこそ中国ものの読書を続けておりますが、リアルタイムで入ってくる友人たちの情報の方がやはり堅い線で、なおかつ、アメリカの狡猾さというか、素直すぎる日本というか、色々な面がクリアになってきています。

 

 特に、この読む順番も手前味噌ですが良い感じ。いま読んでいる佐橋亮先生の米中対立は、日本の立ち位置を含めた様々なことを示唆していると思います。

 

 G7を構成するようないわゆる西側先進諸国が、発展してきた過程における様々な問題を克服しながらの現在がありますが、例えば人権や公害から始まり様々な問題を改善させてきた過程があって、その原因もあったし、ただす力や理屈の作用があって、いま、先進国においてダメだとなっていることを一足飛びに発展途上国に現在「結果」となっていることを押しつける傲慢さが先進諸国には無いのだろうかと思いはじめています。

 

 なんだか、いきなり最近は「グローバルサウス」などという言葉を使い始めて慌てて中国がやってきたことを追いかけるような話ばかりがメディアから漏れてきます。

 

 人間関係と同じで、「生い立ち」「教育」が全く違う人たちに自分たちの価値観の押し付けって、そりゃ無理でしょう。って思いながら、ページをめくっています。

 

 さまざまな方々から、メッセージをいただいておりますが、実は至って元気でありまして、従来の生活とは違う部分に注力している感じです。