またぞろという感じで小池百合子が「少子化対策」と称して、「新年の職員向けのあいさつで、少子化の解消に向けた新たな子育て支援策として、来年度予算で0~18歳の子供に対し、1人当たり月5千円程度の給付を実施する考えを示した。」と報道されました。

 

 一方、総理が年頭の記者会見で「異次元の少子化対策に挑戦する。」と述べたようです。

 

 相変わらずの低次元の政策競い合いみたいな話ですが、小池百合子の毎度のやり口に辟易という感じです。

 

 そんな中、今朝のラジオ番組で目からうろこでした。明治大学教授 経済学者 飯田泰之先生が、お金を出しても出生率は上がらないとおっしゃいました。なるほどと。

 

 更には明石市を例に挙げて、あたかも少子化対策が成功しているように言われているが違う。とも。具体的なお話が。

 

 と、そりゃそうだと。改めて納得し、私も少し冷静に過去の少子化対策とその効果って考えてみようと思いました。

 

 すでに子供がいる家庭に対して、その子育てを「支援」することであって、「少子化対策」とは次元が違うんだと頭の整理です。

 

 確かに年齢別人口動態をみれば一目瞭然。少子化に歯止めは全くかかっていません。飯田先生がおっしゃっているのは、少子化が進むのは既定路線と考えて、それに対する労働人口をはじめ生産活動をするべきだいうニュアンス。

 

 世界的に見ても先進国で人口増があった国などは、移民による民族の特性でそうなっているケースがあるが、むしろそれは異例であって、どこの先進国も少子化に歯止めをかけられていない。との話。

 

ラジオを聴きながら、歩きながら、改めて、自分の浅はかさを恥じ入ったものです。

 

 前述したように、子育て中の家庭に対する援助が出来ても、「子供を産もう」という動機付け、あるいは、「もう一人子供を産もう」にはならないわなあ~。と妙に感心、感じ入りました。

 

 少し、頭を冷やそうと思いました。