都立高が塾講師招き「校内予備校」開設へ…受講費用は都教委が負担、経済的格差減らす狙い

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 新聞記事からだけでは、詳細がわかりませんし、予算1億円では一人単価などに割り返せば大した金額ではなく、想像することと違うかもしれません。

 

 が、しかし、東京都が自らの教育の限界を認めているようでちょっと驚きです。

 

 と申しますのは、私はいまでも、入学試験とは学習指導要領に基づく試験問題が出題され、学習指導要領に基づく学習を深化させて、突き詰めて、可能な限りの応用をできる力が身につけば問題ないと考えています。

 

 まあ、塾も予備校も過去から長年に蓄積されたノウハウに基づきそれらを突き詰めているのだと思いますから、まあ当然の如く公立学校の先生よりも、「コツ」(笑)などをとにかく受験ノウハウとして教授するのでしょうが、それってどうなのかなと時代の趨勢だと言われてしまえば、そうだよねえと言わざるを得ないのですが、しっくりこないのです。

 

 記事にもあるように、子供の環境としての「経済的格差の解消」を主目的としていることから、という部分ではわかるのですが、きっと船橋の公設公営の学童保育導入時の感じに似ているような気がします。ので、「何言っちゃってんのあんた」という人もいる気がします。

 

 ちょっと全容がまだ見えないので、仕事始めで都政新報をチェックしてみようかと思いますが、こういう予算づけが公立高校の先生方の「教育に対する気持ち」に変化をもたらすのではないかなと心配しています。