船橋市議会もやっと一人前ですかね(笑)。
フジテレビの取材を受けたそうです。それでも寝ている議員がいる。と。
さて、議会中に寝てはいけないのでしょうか?
私は議員在職中に寝たことはほぼ無いので、はっきりと申しますが、別に構わないと思います。否、寝て良いと言うのではなく、寝てしまうような低レベルな議会運営が行われていれば仕方がないよね。と言う感じです。
議員になった以上、白熱した議論があれば、寝ている暇などないですからね(笑)。
例えば、以前ブログに書かせていただいたあきる野市で市長の不信任決議議決に至るまでの議会なんてたぶん寝ている議員などいなかったと思います。
緊張感の演出って必要なんですよね。ですから、私は、無理やり緊張感をもって会議に臨むようにしていました。
一つは、常に不規則発言をし続けられるくらいの知識を身につけて、不規則発言をし続けるのです。寝ている暇などないですね(笑)。常に発言を聞き続けなければなりませんから。
そう言う意味では、私の経験ではすでに鬼籍に入られた先輩方も含め、引き込まれる質問をしていた先輩はたくさんいらっしゃいました。
先輩方の発言は、不規則発言をするのではなく、むしろ引き込まれて聞き入ってしまうものばかりでしたが、まるで落語を聴いているようなまくらからはいる議員、強面で最初に「どん」とハッタリをかましてから入る議員、淡々と穏やかな感じで理知的に淡々ととは言え、かなりエグい内容の発言をする議員など、素晴らしい議員がたくさんいました。彼らは、確信犯的に議事進行発言によって議事を止められることを承知で発言をすることもあれば、逆に微妙な言い回しで逃れようとする発言もあるというように、発言の一言一句が計算し尽くされたものでもありました。
私が寝なかったもう一つの理由は、私は「寝る=いびきをかく」のでとてもでありませんが寝られないのです。もちろん平気でいびきをかきながら寝ている議員もいますが、私にはとてもできない行為でもあります。
でも基本は、常になにか攻めてやろうと言う意識を持っているからだったと思います。
さて、肝心な本題に戻りましょう。
議場での行為の最高責任者は議長です。議長が注意を与えないと言うのは、議長の職務怠慢でありまして、責任の所在は議長なんです。
寝ている本人という方もいると思いますが、最初に書きましたように寝てしまう議会運営をしている議長にその多くの責任があります。
議長が常に緊張感のある議会運営をするべきなのです。
たぶん、今の議長は全くの無能ですから、議会は無法地帯のごとく放置状態でしょう。それでは寝てしまっても仕方がないのです。
発言の一つ一つに議長自体が緊張感をもって接していないといけません。
記録に残して良い発言か一言一句気にすること。傍聴席に不審な傍聴者がいないかどうか、傍聴者が傍聴規則違反がないかも含めてです。そうなると傍聴規則が頭に入っていないとなりません。
発言に問題ないかは、会議規則がすべて頭に入っていて、その詳細の解釈ができているかどうか必要です。
また、質問と答弁が噛み合うかどうか?答弁を必要とする質問か?何を質問しているか?など、市政一般に知識がなければ質問そのものの整理さえもできません。ですから議長に無能者を持ってきてはいけないのです。
また、議会の本来の仕事は一般質問ではなく、議案の議決ですから、議案質疑をどれだけレベルの高いものとして擬似の進行をしていくかを常に考えなければなりません。
長くなりましたから、きょうはこの辺にしておきます。