先日ご紹介した書籍のパラパラ読みで見つけたものです。

 

 一言なかるべからず

 「一言なかるべからず」の語義は先にみた通りだが、この言葉が用いられるのは、やむにやまれず「一言(ひとこと)言っておかなければならない」といった局面が多い。あるいは、あえて苦言を呈したり、抗議や不平を直言するような場面。

 

 これを読めば各地の公務員諸君、一言なかるべからず、だろう。市民もまた、ずいぶんみくびられたものである。自分たちだけが面倒を見ることができる、保護ができる、民は従え、とでもいった考え方のしっぽが見える。(「中央省庁官僚の意識調査結果から(天声人語)」朝日1994年4月6日付け朝刊)

 

 なるほどねえ~とか思いながら、例示されているものに逆に目が行ってしまって(笑)。

 

 ということで、面白くなってきて、きちんと読み始めています。大学一年生の時に、教養課程の科目で、「単位が取りやすい」という噂だけで「言語学」の授業を取り、全く頭に入っていないことが悔やまれます(笑)。が、しかしこの本を読み始めて、改めて勉強している感じで楽しい限りです。

 

 非常にわかりやすく、読み進んでおります。

 

 いつもなら、「はじめに」あたりを引用させていただきますが、今回は、出版社のリンクをご覧いただいた方がよろしいのではないかと思いますので、リンク先でお読みください。雰囲気がよくわかると思います。

 

 教養としての上級語彙―知的人生のための500語― 宮崎哲弥/著

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