船橋市のお米券の話は、書かないつもりでした。

 

 あまりにもバカバカしくモヤモヤしていましたから。

 

 しかし、昨日ラジオのニュースを漠然と聞いていたら、はっきりしました。日本の社会は少々おかしいんじゃないか?政治はおかしいんじゃないか?と。

 

 この国は、自由と民主主義がしっかりと成熟した、資本主義社会であって、社会主義や共産主義といった類の社会制度ではなかったのではないか?と。

 

 昨日のニュースでは、いくつかの民間企業が、急激な物価高対策として、従業員に一律で手当を支給するというものでした。

 

 そこで、すと~んと落ちました。「そうだよな。物価の変動により従業員の生活が苦しくなったら、雇用主が考えることだよな。」ということです。

 

 それなのに、ここのところいわゆる「バラマキ」が増え、行政がなんでも「援助」「支援」などをすることによって、雇用主が負担をすることが緩やか。ここで言う「緩やか」は、政府が目指すところを大手の事業者などが実施し、企業側がしっかりと手当するような状況ですが末端の中小企業まではいかない感じが肌感覚でありますが、日本の経済構造の歪みかもしれません。しかし、それらを補う意味での実は驚くほどの企業に対する「補助金」「助成金」の類はこれまた多く、それらを利用することによって、体力的に虚弱な中小企業の経営者も、従業員の待遇改善はできるようになっています。それを、販売価格やサービス価格に反映させるのも良い塩梅でできるような仕組みはある程度確立されているなあと思っています。

 

 岸田政権発足時に、国民の所得が増えるような政治を行っていくということでした。単純明快に「給料が上がる」ようなという話でした。

 

 ちょっと変な話にしていますが、行政が一律に「おかしな『くくり』」でお米券を配布することは愚策のような気がしますね。

 

 だって、私の息子、まあそこそこ年齢相応の給料をいただく仕事をしており、サッカー観戦を趣味にしながら、お米に困るような生活ではないようです。聞けば、随分とおじいちゃん会社が立派な企業で、子会社である親会社も、自身の会社もそれなりの待遇で、そこに不満も何もないようです。

 

 そこに「お米券差し上げます。」ってのは、まさに「ラッキ~」であって、それ以外の何もないでしょう。

 

 息子がしっかりはまった「くくり」の外で、日々のお米買うのも困っている「仕事が不安定の方」って結構いると思うんですよね。

 

 例えば、急激な物価高に急ぎ対応しなきゃいけないという場合、違う方法があるような気がするなあ~と思うのです。

 

 違う方法を書こうかと思いましたが、あまりにも思いつきに過ぎないので控えますが、この国は社会保障の制度が随分と良い方向で定まっていて、さらには前述したように、企業の大小に関わらず、従業員の待遇改善をしていけるような国の「補助」「助成」はかなりあるんですよね。それを、従前の古い時代の会社の従業員の体制などを続けるのであれば「補助」「助成」は受けられないけど、改善努力をするところにはかなり以前の政権から、きちんとした意図の下で行われているんですよね。

 

 なんだかまどろっこしい文章になっていますが、また整理して書かせていただきます。