すみません。興味のない方には全く興味がないかもしれませんが、多かれ少なかれ仕事の上で何らかの接点が中国にある方は注視した方が良い今後の中国についてです。

 

 直接的取引などがなくても、まさにサプライチェーン問題で注目されたように、何らかの形で「中国製品」や「中国での製造部品」の使用などがある企業、あるいはそれらを使用している製品を使ってサービスを行う企業など、かなりの日本企業は関係があると思います。

 

 どうも、直前まで反習近平派が知らされない人事クーデター説なども出てきていて、何だかなあ~状態です。

 

 しかし、堅そうな話も入ってきました。

 

 すでに世界の市場は敏感に反応をしているのですが、そこは、有能な官吏が揃っている中国の行政機関。日本をターゲットにし、懐柔策を考え始めているようです。キーワードは「40年前の中国」のようです。

 

 40年前の中国に逆戻り。という意味のようです。確かに新華社の日本語版では、「習近平氏、陜西省延安市と河南省安陽市を視察」という記事がありました。

 

 確かに40年前のような感じです。私が行っていたのは35年前ですが、写真の雰囲気があのころのようです。

 

 訪問している領導(指導者)みんなが中山服姿かと思えるような地味なジャンパー。籠に盛られた果物。違うのはプラスチック製と思えるケースがあったりしますし、迎える農民たちの服装が現代的です。

 

 さて、とはいえ、世界の評価は厳しいようで、金融資産が逃げ出すような報道が増えています。

 

 メンツの国だからか、あるいは経済オンチの指導者たちゆえか、のんびりした感じと、直近の姿に戻そうと言うのではなく、過去の経済の体制から組み立てようという感じなのか、対外政策のあり方をどうするかで商務部(日本で言うと経済産業省にあたる)が、日本の懐柔策からと考えているような話が聞こえてきました。

 

 中国との物理的距離感、そもそもの経済関係の規模などを総合的に勘案して、先んじて、日本との関係を相互に特別優遇策のようなものを協議して、日本からの投資環境の優遇整備などを意識して提案したいようです。

 

 さてさてどうなるのか?って感じですね。