自分の立場を全く理解しない議員が多いようです。

 

 私が、議会運営委員長、議長という役職をいただいた時に、船橋市の行政運営に関する情報の共有の仕方についてうるさく求めてきました。

 

 それまでは、行政運営に関する情報や議会に提案する情報などが、まずは市役所の記者会にリリースをしてから議会への説明を行っていました。

 

 ひどい時というか、ほぼそうなのですが、新聞記事が出てから議員が内容を知るという状況が続いておりました。

 

 さすがに議会と執行機関の関係としていかがなものかと思い、議会をどういうものと位置付けているのかを徹底的に議会担当者と協議をして、議会に対する情報の提供の仕方の内々のルールを決めました。

 

 ものすごく議会を下に見ていた証左なのですが、すべての事務執行は議会の議決に基づく予算や条例に基づくものであるので、まずは議長に報告し、議長の指示やアドバイスに基づき、常任委員会あるいは議員全員にどういう方法で周知するかなど事細かに話し合い、情報が提供されるようになったようですが、そこは同時にマナーを重視する紳士協定も不文律として呼吸合わせがありました。

 

 情報公開解禁についてです。当然、市の執行機関は細かいタイムスケジュールに基づいて、事務事業を執行しますから、当然、「広く周知する」作業は、自らのタイムテーブルに基づきます。それは議会の議員は、常識ある情報解禁日に情報公開されることが前提だからです。

 

 ところが、インターネットの普及により、簡単に情報発信ができる時代になり、「情報公開」「情報発信」を他の議員にいかに先んじて報じるかということに躍起になっている議員がいるという話が入ってきました。

 

 愚行際まりし。という感じです。先般、県の関係者と食事をした時にも同様の話がありました。

 

 船橋市議会には、執行機関の情報だけを垂れ流し、自身の考えや意見を述べないおおよそ政治家ではない議員が結構いるみたいですね。という話でした。

 

 誰?それ?って聞いたら、数名の議員名が上がりました。さもありなん。でした。

 

 なにか議員という仕事を勘違いしている議員ですからね。困ったものです。