そんなバカなと耳を疑いました。

 

 少々気になったので、再発防止策なるものをしつこく確認してしまいました。

 

 エクセルで書類作成を第一議としているところはわかりましたが、コピー、貼り付け作業という言葉が出てくるそうです。何度も。

 

 おいおいおいおいおいおいおいおいおい。これって、すでに「デジタル行政推進課」などの課の事務分掌外のデジタル化の基本の軌を逸脱してる話だな。と思いました。エクセルを使うという意味を理解していないらしいですね。

 

 エクセルの初歩の初歩ですが、なんのためにシートが分けられる機能があるのでしょうか?

 

 なぜ、表計算ソフトなどと呼ばれているのでしょうか?

 

 シートから別のシートへのデータの移動。これができたら良いなと思うのが事務改善の発想ではないのでしょうかね?

 

 これだけあるデータを間違いなく別の書式のデータにする。ということができないだろうか?と考える力がなければ、事務改善はできないのですが、そういう発想を常に持ち続ける力がないのでしたら、エクセルの使用は禁止すべきでしょう。ワードだけを与えて、まずは、ワードだけで文書作成をさせる。そうでなければ、作業マニュアルなるものに「エクセル」なんて言葉は使用させるべきではありません。

 

 くどくなりますが、エクセルは文書作成ソフトではありませんから。

 

 ちょっとグーグル先生に聞いてみるとすぐにこういう画面が出ます。

 

 

 よく聞く話ですが、「役所に就職することが目標の人」は、入った段階で定年退職まで可もなく不可もなくで、退職金をもらえるように、働くことを心がける。そうではなくて、「公務員として、まさに全体の奉仕者として人のためになるように働きたい」という目的で就職する人は、常に事務改善を図りながらどうすれば事務が効率よくできるだろうかと気にしている。

 

 さて、地方自治法です。久しぶりに。

 

 第一条の二 地方公共団体は、住民の福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担うものとする。

 ―略―

 第二条 地方公共団体は、法人とする。

 ―略―

 二 

 ―略―

 ⑭ 地方公共団体は、その事務を処理するに当つては、住民の福祉の増進に努めるとともに、最少の経費で最大の効果を挙げるようにしなければならない。

 

 そもそも、事故対応の人件費って余計な出費ですよね。そういうことを全く意識できないようですね。

 

 先般も、県の職員の方と2時間近く話したときに、船橋市役所は「人件費の概念が乏しい」と話しておきました。が、不祥事対応や市民祭りなどの職員動員だって人件費換算で事業予算を考えるべきであって、役所の職員がやることはタダだと思ったら大間違いです。

 

 ですから、事故を起こしてその対応にあたるというのは自治法に定める「最少の経費で最大の効果」を挙げてないことになります。