さて、呆れ返るほどの話が入ってまいりました。児童相談所業務と密接な関係のあるというか児相の前段階ともいうべき家庭児童相談室の事務ミスが掲示板に載り、読んでもよくわからない報告書だそうです。

 

 そもそも、報告書を他の課の然るべきキャリアのある職員が読んでもよくわからないということは、書類の精度というか完成度が低いと言わざるを得ません。

 

 もっと言えば、報告書を作成した担当者、決裁をした責任者、まあ、印鑑を押した全員の責任もありますがひどいものですね。

 

 さてその内容ですが、読んでお知らせくださった職員がわからないというのですから、私もブログに書けるほどの理解かというと怪しい気がしますが、ブログをお読みいただく船橋市職員の方は、ポータルで見ていただければと思います。

 

 事案は、外部の方も参加する会議の配布資料に誤記載があり、会議終了後しかも数日後に誤記の指摘があって、事件が発覚したということです。

 

 これって、もはや社会活動を営む機関としての使命が終わっていると感じですが、他者からの指摘がなかったら、誤記のまま「公文書」として保管されるだろうと思ったのが、私の第一印象。

 

 ところが、どうもこれは児童の虐待事案のケースを個別に記載したものの誤記だったようなのです。ヤバくね?が次の印象。

 

 ここで感じたのが、いつものことながら、船橋市役所の職員諸氏のITリテラシーの「異常な」低さです。マイクロソフトオフィスを使っていればそこそこのスキルがあるくらいに思っているのではないかと感じることです。

 

 例えば、そのマクロソフトオフィスですが、エクセルというソフトを使っていてもその使い方は、体の良いワープロソフト使いだよ。という話。しかも使い方を間違えているから、今回のような事故が起きるわけです。

 

 先般、バラエティー番組で「ワープロ」は死語だみたいな話をしていましたので、「文章(文書)作成アプリケーション」とでも置き換えましょうか(笑)。

 

 エクセルは私の時代は「表計算ソフト」という言われ方をしておりましたが、船橋市役所では、もちろん簡単な「表計算」のために使用しているケースが多いのですが、見てはいませんから断言はできませんが、今回のこの家庭児童相談室での事故は、文書作成のための使用だったようですね。

 

 別の資料からコピペによる文書作成過程での事故としているようですが、コピー&ペーストというのは「手作業」ですから、事故多発の原因の最たるものですから、これを確認する作業を増やしたり、ダブルチェックトリプルチェックなどと言ったらアホの極みです。

 

 手作業であるコピペを無くさない限り再発防止策にはなり得ないのです。

 

 アナログチェックを増やせば増やすほど、事務改善にはなりません。それが理解できないと、再発防止と事務改善の矛盾をどんどん作り上げていくことになります。

 

 さらに別の角度での驚きは事故による影響で、守秘義務があるから事故による影響はないと言っているということでした。こりゃアホの極みだな。と。それを事故報告書に記載する愚かさは、私は話を聞いて怒りの頂点に達しました。

 

 こんな事故を起こし、こんな報告書しか書けないような状況で児童相談所を設置して子供の命を預かれますか?

 

 今、ある雑誌を読んでいて、安倍総理の自衛隊の最高指揮官としての生き様について感激をしていた矢先に、同じ公務員でありながらもこうも真逆の事象があるのかと思うとゾッとしました。