今回は、またまた錦糸町、東京穆斯林飯店です。東京ムスリム飯店です。ここに関しては、ある意味勇気をもって地下に降りてください。地下のお店です。

 

 独特の雰囲気の内装。昔の現地っぽいテーブルのべたべた感。ガチ中華独特の料理の順番、時間を意識しないサービス提供体制(笑)。

 

 中国語話者にはめっぽう優しいサービス。

 

 私にとっては西安時代の回民族用のレストランで口にしたような料理が食べられるお店です。そして、今どきのお店で、この立地でと考えたら、かなりのコストパフォーマンスに優れたお店です。しかも味も大丈夫。

 

 ここも、中国の友人と行った時に感想をもらったのですが、中国語で何やらやり取りした後に、メニューでは見つけられない麺を頼んでくれて、西安で食べたでしょう?っていう麵をいただきました。

 

 まあ一番のおすすめは、羊肉串です。

 

 とにかく羊が多くて、その友人とは、今度夜来ようぜって話で、ランチを終えました。羊肉関連のものをいただきたい時には是非と思われるお店です。

 

 さて、私の記憶では、「烤羊肉」と言っていた、羊肉串ですが、駐在を終えて帰国した当初はほとんど日本では食べることが出来ませんでした。提供するお店が無かったのです。正確には見つけることが出来なかったのです。

 

 もちろん手っ取り早いと思い、横浜中華街などにも足を運びましたが、見つけられず、せいぜいが普通の水餃子を食べたり、香菜を中華街の八百屋さんで買って帰ったりでした。

 

 それがなんと。「羊肉串」でネット検索をかけるとネットの通販で買えるようです。驚きです。

 

 最初の回で書かせていただいた、味坊でも買えるようです。驚きです。

 

 味坊集団(左をクリックしてください。)

 

 元来は、屋台で串焼きとして売りながら酒を飲むという感じのものでした。よく酒が強い上司が「ありゃ自転車のスポークだよな。」という、鉄製だと思われる串に刺して、クミンメインだと思いますが様々な香辛料を使って店の特色を出して販売しているものでした。屋台料理でした。

 

 むしろ、羊のレストランとしては、我々が利用したのは、ひつじのしゃぶしゃぶでした。ひつじのしゃぶしゃぶを、臭豆腐だか豆腐乳ベースのタレにつけて食べるというもので、濃いうちはちょっとしんどいのですが、少し薄まったら最高な美味のタレで、思い思いの香辛料等を入れて楽しみます。

 

 これに近いものがいただけるのは、これまた見つけられなくて、味坊でも大丈夫ですが、龍水樓は、それとは別に三不粘がいただけるので行く価値はあるでしょう。

 

 龍水樓(左をクリックしてください。)

 

 ここはたぶんガチ中華ではなく、信念をもってやっていらっしゃるお店と拝察します。

 

 三不粘は、私が中国駐在中一度だけ、そのお店、「同和居」(飯荘)でいただいたものと同じものだと思います。

 

 (笑)、今、念のため、ネット検索で参考になることを書かせていただくために裏取りをしていたら、自分のブログに当たってしまいました。過去にも龍水樓を書いていました。ご参考まで。

 

 中国料理(2)(左をクリックしてください。)

 

 で、この同和居ですが、私の記憶をネットで確認しますと、「居」なる文字が入るレストランは、歴史的背景のある老舗の証。みたいな説明を受けた記憶があります。で、ネット検索では、いまでも同和居は残っているようで、あとは1,2軒が、八大「居」レストランで残っているだけだそうです。その同和居の名物料理と言われたのが「三不粘」で、「皿につかず、レンゲにつかず、歯につかない」というような説明を受けました。

 

 それこそ、まだ出張ベースで中国へ行っている、駐在前に中国語堪能で大手商社の駐在員だった方の案内で行って、直接お店の方から伺った「三不粘」の説明でした。