前回でも何となく消化不良で書き足りておりませんが、2軒目を行きます。

 

 李湘潭湘菜館(左をクリックしてください)

 

 ここは、友人と何回か行ったことのあるお店ですが、中国の友人と行った時の感想を交えて書かせていただきます。

 

 そもそも、都内も含めて「湖南料理」をメインにしているお店というのは大変少ないと思います。そんな中、私が行った中では、湖南はここで良いだろうと思ったお店です。まず錦糸町という立地。私から見れば「近い」ですから。(笑)。

 

 で、ガチ。そもそも、私は中国人客割合で判断するところがあるのですが、ここはいつ行っても、私のテーブル以外はほぼ中国語話者。

 

 で、友人の発言。テーブルに着席して最初に言ったのは「湖南料理は中国で一番辛いですよ」と。でランチ時だったので、ランチの定食と、もう一品くらい頼んだのですが、友人は、注文の際に自分のはあまり辛くしないで、この日本人のは本場の辛さで。と。

 

 (笑)。確かに。両方の料理を食べてみたら、私の方が辛い。でもうまい。でした。

 

 ここはもう、ほとんど私の持っている中華料理の知識の範囲外のメニューばかりですから、行くたびに楽しい感じです。

 

 山東料理(魯菜)、四川料理(川菜)、広東料理(粤菜)、福建料理(閩菜)、江蘇料理、(蘇菜)、浙江料理(浙菜)、湖南料理(湘菜)、安徽料理(徽菜)が中国八大料理と言われていますね。そのうちの湖南料理が今回のお店ですが、日本で北京料理と言われるものは、たぶん山東料理だと思います。また同じく日本で上海料理と言われるものは、江蘇と浙江のいいとこどりしている感じ(笑)ですかね。

 

 日本でストレートに中国と同じように言われている四川、広東はなじみが深いのですが、その他はまだまだの感じがしますね。

 

 上記でカッコ書きの言葉は中国で一般的にそれぞれの料理を表すもので、店の看板などに書かれている場合もあります。

 

 私が住んでいた西安は、西北地区と言われる地域で、四川料理に近い料理と、東北 地方の料理に近いものがまぜこぜになった感じでした。なんせシルクロードの出発点である唐の都長安であったところですから、いろいろな人々がいたのでしょう。同時に回民族が多く暮らす街でもありましたから、イスラム料理も多かったようです。

 

 日本ではなぜか「西安料理」をうたうお店もありますが、八大中華料理にはその名前はありませんね。(笑)。どうも日本では、日本人になじみのある地名を使う傾向があるみたいですね。

 

 いずれにしても、辛いもの好きの方は一度経験してみたらいかがでしょうか。