最近、私の疑念と同じような感想がSNS上で見かけるようになり、なおかつ遂には保守系雑誌でも取り上げられ、さらには森総理の記事の部分にも解説のような形で記述がありました。

 

 そうです。現政権のことです。政府のさまざまな方針が示された後の訂正・修正の多いことは、「人の話をよく聞く」で済む話なのか?

 

 次の記事にあるような懸念というか、感想というか、捉え方をしていました。私は。ご覧ください。

 

 産経の阿比留氏の記事です。

 

 正論2月号P56

 実像つかめない「ウナギ宰相」(左をクリックしてください。)

 産経新聞政治部編集委員兼論説委員阿比留瑠比氏の記事より

 

 外交政策より政局好き?

 それでは、岸田氏はどんな考えや計算、目算に基づいて現在のような対中「うなぎ路線」をとっているのか。筆者が、岸田首相を十数年間取材してきた同僚に「岸田首相が何を考えているのか分からない。こんなに考えが読めない首相はいなかった」とこぼすと、同僚は即座にこう答えた。

 

 「何も考えていないんです」

 

 また、閣僚の一人は「この政権は何も決められないんだよ」と言い捨てた。もし本当にそうであるならば、ただ何となく情勢に流されているだけなのだろうか。

 

 確かに十八歳以下の国民への十万円相当給付の問題一つをとっても、当初の現金五万円、クーポン五万円分給付の方針が揺れ動き、岸田首相に定見があるようには思えない。

 

 岸田首相が第二次安倍内閣の外相に就いてしばらくした頃、別の同僚記者がこんなことを話していたのを思い出す。

 

 「岸田さんは外交政策について何を聞いてもろくに答えないけれど、政局とか党内人事の話になると俄然、眼の色が変わる」

 

 自民党総裁選や衆院選では「人の話を聞く力」を強調し、人柄がいいと言われる岸田首相だが当は政策よりも政局、つまり権力闘争を好む昔ながらの政治家なのかもしれない。

 

 ちなみにうなぎはエビやカニ、貝、昆虫、動物の死肉まで貪欲に食べる肉食魚であり、血液には毒性がある。

 

 政治家に結構いるタイプです。しかも地方議会レベルではものすごく多くて、地方議会出身の国会議員にも多いタイプです。

 

 しかも、ものすごく優秀と言われる大学の卒業生であっても、その地位が欲しくて政治家になった人に多いんです。まさに権力欲の塊。だから、権力を手に入れることには何を置いてでも頑張るのですが、国家国民のためなんて考えないから、そういう部分は「優秀な官僚に任せておけば良い」となって、全ておんぶに抱っこという感じです。ですから、業界団体などが陳情しても話が噛み合わなかったりするのです。

 

 私は、あの原稿棒(丸)読み、丸暗記スタイルは大嫌いです。どこにも自分で噛み砕けた部分が見えてきません。