都政新報から(左をクリックして下さい。)

 

 久し振りに都政新報を読む時間が取れまして、気になる記事をピックアップさせていただきます。

 

 今回、私が気になったのは、木下都議の辞職問題、武蔵野市の住民投票条例関連、あとは船橋市に関連するようなコラム等です。

 

 で今日は、連載コラムで、足立区シティプロモーション課舟橋左斗子さんのコラムをご紹介させていただきたいと思います。

 

 ご興味のある方は是非都政新報の購読をしてあげていただきたいと思います。多分日本全国の地方公務員の方々には、「道しるべ」的役割を果たしてくれるものだと思います。全国の地方公共団体の政策等を扱う専門誌もありますが、それらとは全く異質のもので、記事の中にたくさんのヒントが散りばめられていると思います。

 

 全国紙ニュースは、インターネットを駆使すると無料の範囲でかなりのところまで読めますから、むしろ全国紙の購読をやめても購読する価値があるんじゃないかと思うくらいです。

 

 今回は気になるところにコメントさせていただこうと思いますが、初回なのであまりコメントはありません。

 

 されどチラシ①

 足立区シティプロモーション課 舟橋左斗子

 

 住民とのかけはし

 

 今年、足立区シティプロモーション課から『住民の心をつかむ自治体チラシ仰天!ビフォーアフター』という本を出版した。約50例のチラシのビフォーとアフターを見開きで掲載し、チラシ作りに悩む人にとても分かりやすい本だと我ながら思う。しかし、なぜ「チラシ」なのか?そしてなぜ「シティプロモーション課」が?と疑問を持たれる方も多いと思うので、連載の1回目に少し経緯をお話したい。

 

 足立区は2010年、23区で初めてシティプロモーション課を創設した。当時は移住促進や観光客誘致などを目的に地方の自治体に設置されることが多かったが、都心区のシティプロモーションとは何なのか。それはズバリ「イメージアップ」だった。

 

 ビートたけしさんやみやぞんさんが足立区をクソミソに言うのは根底に愛があるからだが、それを真に受けてなのか、世間では足立区は治安が悪いとか学力が低いとか、事実を歪曲したうわさで誤解を受けることが多い。誤解くらいと思われるかもしれないが、揶揄される度に住民は傷つき、担税力のある住民層が転出してしまう事態も起こりかねない。

 

 足立区は住んでみると都心に近く、交通の便が良いのに物価が安く、自然もあり、活気もあって暮らしやすい。なので10年当時、区の世論調査では「足立区に愛着を持つ」区民は約7割と高率だった。一方で「足立区に誇りを持つ」区民は約3割。このギャップを埋めることをミッションとして、足立区のシティプロモーション課はスタートした。

 

 結論から書かせていただくと、「足立区に誇りを持つ」区民は21年現在で53.4%となった。様々な取り組みの中で、私たちが一番手応えを感じているのがこの「チラシ(広報物)改革」なのである。

 

 役所が発行するチラシやポスターは想像以上に多い。それが10年前はまるで報告書のように文字ばかりの、はっきり言うと住民が読む気にならないものが多かった。各課が発行するたくさんのチラシを地道に見直し、住民の皆さんの心を動かして行動を促すものに変えていったこと、役所が一生懸命取り組む事業が住民の皆さんに届くようになり、役所と住民の距離が近くなったことが、この10年の足立区の成功の鍵だったと思う。チラシは、役所と住民をつなぐかけはし。たかがチラシ、されどチラシである。

 

 長谷川

 今回はここにだけコメントをさせていただきます。この最後の段落が以降に繋がるのですが、船橋市のものはまさにこの報告書のように文字ばかりでは無いだろうか?と危惧しています。どうしても役所仕事は、受け手の側のことを意識せず、「一方通行で良い」という意識で作成していないかと省みていただければと思います。

 

 ふなはし・さとこ

 広告代理店勤務、フリーライターを経て、2010年、足立区が東京23区初のシティプロモーション課創設時、経験者公募に応募し、任期付き職員に。現在は会計年度任用職員として同課で広報改革に取り組み、21年「

 

 

」(学陽書房)発刊に携わる。

 

 

 

 で、私は早速購入しました。

 

 どんな感じかというと、下記のとおりです。わかりやすいですよね。(スキャンが下手くそですみません。ぜひご購入を(笑))