岸田人事おもしろいですね!って書いておきながら、反省しつつお詫びしたいなと思います。

 

 色々と過去も含めて考えてみると、めちゃくちゃ練りに練られた人事を行なってきたし、今回もそういう意味合いがある人事だなと思うとともに、「自由民主党」という党の、生存の本能というか、「党」の存続、ひいては国家の運営の安定を意識した生きる術のような気がします。

 

 「党改革」や「若返り」とか、ある意味毎度毎度のキーワードみたいなものですが、その政権その政権で、OJTでピンポイントで人材育成の対象者を世論や党内情勢に基づいて「抜擢に見せかけて」行う人事があるように思います。

 

 それが今回は、福田達夫議員だと思います。色々な書き方がSNSや各種メディアのインターネット版で論評されていますが、私は根性が曲がっておりますから、あれだけ「派閥」を否定し、大口を叩いんたんだから、いいよ、あんたは福田家3代目の王子様だから。総務会長という党の重要ポストを与えてあげるから、ぜひ、公言したことを実行してみてくださいな。国民は見ていますよ。党員は見ていますよ。先輩議員は見ていますよ。

 

 いまは党四役となりましたが、党三役とも言われていた時代からの重要ポスト。しかも、総務会の了承なしに法案を上げることはできない。としたら、その責任者の職務は恐ろしく大変なもの。やってごらんなさい。という感じだと私は受け止めています。それで職務を全うできれば今後伸び代はあるでしょうが、小泉進次郎が勘違いをして勉強不足の発言の数々があったように、同じ轍を踏まないようにできるかどうかが鍵でしょう。

 

 それは河野太郎議員も同じではないでしょうか?河野家3代目?でしたっけ?ある意味干されたような干されていないような?(笑)まずは仲間の選挙をしっかり頑張りなさい。それで仲間を増やしなさい。そこからだよ。総裁選挙制度の改革なんてあり得ません。

 

 僕が異常だと感じたのは、自分が負けそうな時にその理由でもある国会議員票の取れないことを理由に制度改革を言うなんて愚の骨頂だと思いました。

 

 議院内閣制の我が国の制度の中で、その主戦場でもある国会で、同じ党の国会議員の信頼を得られないような人物を内閣総理大臣たる自由民主党総裁に推挙できるわけも無い。子供でもわかる理屈を否定するような者を当選させるわけにはいかないに決まっていると思います。

 

 今後の閣僚人事もOJTで育てるべき人材の抜擢登用があると思いますが、そう言う意味では、感情抜きで(メディアは「冷や飯」などと言う言葉を使いますが、それはゲスの考えで、そう言うことを乗り越えて人事をやっていると思います。)、的確な人事をやると思います。それが顕著になったのは第二次安倍政権からだと思います。

 

 で、使えなかったら、そのままというのが自民党の各人事だと思います。

 

 それから岸田議員らしい人事と思うのは、メディア等では目立たないけど、しっかり地道に党内あるいは国会内で「汗をかいた人」で「それを吹聴したりしない人」を登用していると思います。お人柄だなと思います。