前回から時間が経ってしまいましたが、いろいろと気になるところです。
予算編成の方針というか、予算要望にあたっての確固たる来年度以降の「財政」を見据えたものにできるのか?です。
そもそも、経営者たる首長はじめ幹部職員に危機感があるのだろうか?あってそれらが職員全体に「財政」の意識が浸透しているだろうか?と考えると答えは「否」です。
もちろん職員全体が船橋市の財政状況を俯瞰して見ながら将来に備えた予算要求をしろとは言いません。
しかし、もはや人材育成の体制が崩壊をし、考える力や考える知識を組織として職員諸氏に浸透させていないことは、「旧態然とした予算要求と予算編成の手法」をただ漫然と踏襲していけば良いという状況にまで至らせています。
各課各部が要求してる時には全体像が見えていませんから、必要だと思えば(部長のプライドや思惑込み)要求されることになります。
ここで他人には口を出さない人達の集まりなので、どの部の要求が船橋市に必要かではなく、各部の要求を是として歩切りが始まります。
例えば1位から3位まで全て同じ部が占めてもいいんですけど、バランスよく全体的に切ることになります。
私が2期目の頃、今から20年近く前に文京区ではこの手法はとっていませんでした(廃止したそうです)。
自分が行なっている仕事が「適正」なのか?は常にチェックする必要があります。もちろん公務の継続性を加味・維持しながら「最善の手法」を日々アップデートする意識がなければいけません。
船橋市の予算編成方法は、「時が止まっている状況」です。
単純に考えても、市税収入(経常収入)固定資産税(経常収入)が減ると思います。
一方で生活保護費などの扶助費や人件費は横ばいまたは上昇すると思います。
経常収入が分母に、経常支出が分子にして計算するのが経常収支比率ですがまあ悪化は間違い無いでしょう。
ちなみに前副市長による行革は経常支出ではなく工事などの臨時経費を切っただけだから、金額が大きく見えても行革効果はほとんどないんです。プロの仕事ではありませんでした。
ではまた。