都政新報より(左をクリックしてください。)

 

 都政新報を読んでいたら次のような記事がありました。引用させていただきます。最後に私のコメントを。

 

 都政の東西(コラム)

 無批判・無思考

 コロナと五輪という二つの難問にぶち当たっている東京都政。ワクチン接種に協力金支給、「人流」の抑制――前例にない事態が続く中、職員は激務にさらされている。

 

 コロナ禍でより色濃くなっているのがトップダウンだ。小池都政ではかねてこの傾向が強かったが、結論ありきで現場が理屈を後付けしたり、説明に窮したりする場面は少なくない。ある局の職員は「幹部が無理やりストーリーを作ってきて、理屈や積算は丸投げ。担当者は罵倒されっ放し。こんな状態が続けば早晩つぶれる」と苦悩する。

 

 無論、小池知事は選挙で信任を得た首長であり、首都公務員としてスピード感を求められる場面はあろう。ただ、その意を酌み取る幹部が職員の育成やモチベーションを度外視し、目先の成果に猪突猛進するようでは、有為な人材を失い、組織に大きなダメージを残しかねない。この職員は「全体的に管理職に余裕がない面はあるが、知事側の指図を無批判・無思考に下ろす幹部を重用する現状が、都庁組織の劣化を招いている」と指摘する。

 

 都の幹部OBの一人は、「石原都政ではまだ、物を申してくれる幹部がいたが、今は皆、腫れ物に触る感じ。はしごを外されたくないから必死になって付き合っているのだと思う」と考察し、激務の部署に引き抜かれたかつての部下に対し、「自分の心身が一番大切。もうダメだと思ったら我慢しないで」とアドバイスしているという。

 

 知事への批判に「反体制」「分断をあおるな」と耳を塞ぐようでは、短期的な政権の延命につながっても、長年築き上げた都庁文化を壊す恐れが大きい。現場の声は果たして知事に届くだろうか。

 

 さて、この記事が目に留まったのは、ずばり見出しでした。

 

 「無批判・無思考」船橋市役所の一部の職員に当てはまりやしないか?船橋市議会の一部の議員に当てはまりやしないか?

と思ったからです。

 

 この職員は「全体的に管理職に余裕がない面はあるが、知事側の指図を無批判・無思考に下ろす幹部を重用する現状が、都庁組織の劣化を招いている」と指摘する。

 

 とあります。幹部が、トップダウンの事項を「無批判・無思考に下ろす」というのは、もはや管理職の職にあらずという気がします。部下のやる気を削ぎ、記事にあるように「職員の育成やモチベーションを度外視し、目先の成果に猪突猛進するようでは、有為な人材を失い、組織に大きなダメージを残しかねない。」ということですが全く同感なのです。