インターネットでふらふらしているときに、公益社団法人日本小児科学会のWebSiteにこう記事があるということを知りました。

 

 小児 COVID-19 関連多系統炎症性症候群(MIS-C/PIMS)診療コンセンサスステートメントという文書を拝読いたしました。(上記をクリックして下さい)

 

 本コンセンサスステートメント作成の経緯と目的

 国内における小児新型コロナウイルス感染症(coronavirus disease 2019, COVID-19)症例は多くの場合、無症状か軽症であるが、一部小児多系統炎症性症候群(multisystem inflammatory syndrome in children (MIS-C)/pediatric inflammatory multisystem syndrome (PIMS))を続発する症例が散見されている。同症は新しい疾患概念であり、診断が難しく治療法は定まっていない。その一方で、病態は多系統にわたり集学的な医療が必要であることが明らかになりつつある。そのため、国内の実情に合わせたガイドラインを作成する目的で各専門領域のメンバーから構成されるWorking group (WG)を設立した.本コンセンサスステートメントの目的は,MIS-C/PIMSを早期に疑い、診断し、適切な検査や早期治療と全身管理につなげることである。現時点では十分なエビデンスがあるとは言えず、初版は文献のナラティブレビューとエキスパートオピニオンを軸に作成した。なお、今後のエビデンス創出には症例の集積が重要であり,情報の収集を目的とした調査項目やレジストリにも言及した。今後新しい知見をもとに、本コンセンサスステートメントを更新する予定である。

 

 私は昨年COVID-19の話が世間を騒がせ始めて、右も左もわからない状況の時から、一番気になったのは妊娠中のママと乳幼児を抱えたママたちのことでした。

 

 ただでさえ未知の病気。当時はまだ「死」を意識しなければならない病気の扱い。

 

 当時は特に「死」への覚悟のある「大人」とは違って「子供」とお腹の中の子供には人知れぬ何とも言えぬ「不安」があると思ったのです。

 

 もちろん今もそうですが、ただしここ数日英国BBCニュースの報道として、超過死亡数のニュース画像を取り上げている方々がいらっしゃって探しましたら、みなさんがアップしている画像とは若干違いますが数値が同一ですので私も引用させていただきます。

 

 

 

 

 G7各国の中では、日本だけが前年同期マイナスという状況ですから、この診療コンセンサスステートメントも世界的に見るとこういう症例があって「同症は新しい疾患概念であり、診断が難しく治療法は定まっていない。」ということだと頭の片隅にちょっと置いておく程度で良いのかなとは思います。

 

 そのあとの、「小児における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の現状と感染対策についての見解」として、日本小児科学会は、

 

 <小児のCOVID-19の現状>

 1.新型コロナウイルス感染症の流行第4波(2021年3月以降)では、COVID-19新規患者数が増加していますが、小児患者の割合はわずかな増加に留まっています。

 2.子どもが変異新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)(以下、変異ウイルス)に感染した場合も多くが無症状から軽症で経過しています。

 3.小児COVID-19患者の大部分は成人患者からの感染であり、第4波に入ってからも変化していません。

 

 との記述ですから安心して良いでしょう。

 

 ママたちには子供に絶対感染させないようにしていただきたいものです。