天安門事件から32年。

 

 ということは、私は32年前の今頃(6月5日になった午前0時頃)尋常ならざる気持ちで仕事のことを考えていましたね。

 

 私は、中国の西安ホテルの後方支援部隊のような立場で日本サイドの事務所に勤務していました。

 

 ホテルの営業が主たる業務でありましたが、実際には総務部門の一部を担っていたような部分があって、日本から日本員スタッフのサポートをしていたわけですが、そりゃもう気が気ではないし、ものすごい心配はしていましたが、私が駐在していた頃とは違って、電話回線が大幅に改善され、ダイヤル直通でかけられるようになっていましたし、夜間の時間帯は電話はスムースにかけられて現地の日本人従業員の様子も確認できていました。

 

 また北京からの距離のある場所で、小規模なデモなどはあるものの心配はない程度と聞いておりましたから、それだけは安心でしたが、いずにしてもその後に呆然とする状況が続きましたね。

 

 日本の外務省は渡航自粛勧告がでて、日本からの観光客など全く望めず、それ以外の海外からの観光客の渡航はゼロになってしまいました。

 

 なんとも言えない話ですね。