さて、何もかもがこのシリーズ中途半端で申し訳ございません。

 

 最後はきちんとまとめますのでお許しを。

 

 先般、読売新聞のネット記事で、

 

 「【独自】米企業クラウド「難解で手に負えず」、ペイペイも楽天も神戸市も…設定ミスで情報流出か」という見出しで「米国企業は「セールスフォース・ドットコム」。東京にある日本法人は、国内のクラウドサービスでは大手に入る。

 総務省や国の個人情報保護委員会によると、公開状態だったのは、千葉県船橋市や大阪府茨木市など計20自治体と、楽天やSMBC日興証券など18企業にのぼる。いずれも、利用する自治体や企業による公開範囲の設定ミスが原因という。

 

 というような内容で、新聞記事がありました。

 

 そりゃ無理だよ!って思いました。無理だよっていうのは、担当者の責任の域は超えているというのが私の率直な気持ち。

 

 今時の船橋役所の職員は、極めて優秀です。従って、担当部署に行き専門領域を勉強して、責任を持って職務を遂行しろと言われれば、大過なく遂行するでしょう。しか~し、この領域は無理。特に。そもそもの業務の基礎が間違えていて、取り返しのつかないところまで行っている部署。若手の職員諸氏が、修正に修正改革に改革を重ねておりますが、なんせ、最高経営幹部がダメだからダメ。「経営判断」ができないでしょう。合理的、理性的、長期的視点などなど何を取ってもダメ。

 

 決裁を仰いでも、適切な、正しい「決裁」をできない人々ですからどうにもなりません。

 

 優秀で業務にある程度精通したとしても、本件で言うと新聞記事にもありましたが、600ページに及ぶ説明書を読みこなして作業することなど出来ようもありません。

 

 これらは、職員の倫理規定も影響していると思いますし、「そういう雰囲気」が、外部との接触をしにくくして、「情報」を得る手段を持たず、公開情報ばかりで業務を遂行するとなると極めてしんどい話だと思います。

 

 今時はインターネットでなんでも手に入る時代にはなりましたけど、「生の情報」言ってみれば、文字活字にならない情報というのは文字活字になっている情報と同じ程度の量があると思います。

 

 それらを得るのは、大海を自由に泳ぎ回る魚のように、あるいは大空を自由に飛び回る鳥のように「時間」「自由」をもとに動き回る「余裕」が必要です。

 

 郵便やインターネットで告知された「勉強会」や「研修会」も良いでしょうが、異業種のさりげない交流から、先方が持っている引き出しの中身を「見」「聞」をさせてもらうことが肝要かと思います。

 

 船橋市職員は、極めて狭~い世界で温室育ちのようにぬくぬくと育っている感が否めません。

 

 それでは通り一遍の、うわべだけの仕事しかできないと思うのです。

 

 何事もある程度の深掘りができる時間と自由が必要なのではと思うのです。何度も書いていますが、インンターネットなどで「情報」が簡単に手に入る時代。「情報公開」という名の下に、情報の公開や透明性が進んでいるのも事実。

 

 一方、犯罪者がいることも含めてそれらの情報が玉石混交を通り過ぎて、ゴミまで混ざっている始末。

 

 それらを、「見分ける」鑑定眼が必要だと思うのです。

 

 そういう、教育を「口伝」も含めて、しっかりと「コミュニケーション」によって教えていくことが肝要なのだと思うのです。

 

 ここで私が申し上げたい「コミュニケーション」とは、お互いがお互いに信頼し合える関係、すなわちFace to Face で掘り下げられる関係とでもいうのでしょうか。

 

 きちんとその場で「解答」をだすということです。「解く」ことが重要であると申し上げたいのです。

 

 そのためには、全体を俯瞰して見ることができる力が、解いて教える側には必要でしょう。

 

 そういう人材を育成するシステムがあるのか?というのが、私の予てからの疑問であり心配なのです。

 

 今回はこの辺で。