私は民間企業でも人事部門に関わったことがないのでわかりませんが、「人事評価」をどのように記録に残すか気になります。その意味でも、実は中国の人事档案制度がおもしろいなと思ったのです。

 

 最高機密事項でもあるとは思いますが、「恣意的な人事」が行われないようにするためにも、ありとあらゆる情報が整っているべきではないだろうかと思うのです。

 

 前回書きました国の幹部人事に関しては、公開情報では極めて美しいものとなっている気が致します。また、「評価できる人材」というか「信頼に足る評価ができる人材、システム」が存在していると思うのですが、船橋市にそれがあるのか?ということです。

 

 私は今回も含めて「無い」と思っております。

 

 むしろ「恣意的な人事」以外の何ものでも無い。という感じです。

 

 ブログブランク前に、菅総理の人事というか、菅総理の本を読んだ後に、内閣人事局の人事について考えました。まさに恣意的人事と言われるような話だったのですが、私は国においてはその前段階で、様々な競走や公正公平な昇任昇格システムがあって、極めて簡単な物言いで恐縮ですが、「誰が事務次官になってもおかしくない合格点」をとっている人たちの中から、あとは「恣意的な人事」というか、政治的要素を多く含んだ人事が行われるものだと理解しております。

 

 だからこそ、前川喜平氏みたいな事務次官がいたり、幹部による不祥事が起きたりもしちゃうのかなと思っております。ちょっと言い回しがおかしいのですが、合格点以上の合格点が普通ですが中には「政治的に取り入るのが上手な人」がいたりするのかなあ~。と。

 

 昔は、もう入省時から次官レースはほぼ決着がついているとか言われていたようですが、今は違うんじゃないかなと思います。

 

 話を戻しますが、何度かこのブログにも書いたのですが船橋市役所人事では、「人を評価する」教育が十分に行われていないと思います。公正公平に継続して業務を進めることができるように人を評価して配置するというシステムがないと思うのです。

 

 それは、人材の育成システムが曖昧であること。もっと手前の「人材育成計画」が無いことが大きな障害だと思うのです。

 

 短期、中期、長期の船橋市の全体的計画、総合計画とそれに付随する個別計画に紐づいた人材育成計画が作れていないからです。ここが完璧にできていれば、微調整•微修正を加えながら、人材の採用計画が策定できて、それに基づいて育成をしていけば良いのですが、全くできない。

 

 そういうことが全くできていなくて簡単にいうと「いきあたりばったり」で行っているというのが現状だと思います。

 

 今回はこの辺で。