12月から読み始めた、菅義偉内閣総理大臣について書かれた「冷徹と誠実」財部誠一著を読み終えました。前回のこのシリーズのブログの続きです。

 

 都度引用をさせていただき、コメントさせていただきます。

 

 

 

 

 このシリーズのブログが滞ってしまいました。もっとペース良く総理のことを書きながらご奮闘を期待したいのですが、世論の流れが違う方向へ行って残念に思います。

 

 私は菅総理を批判するつもりなど毛頭なく、兎にも角にも頑張っていただきたいなと思っております。

 

 と書き始めているうちに、御子息の問題がクローズアップされ始めました。ニュースを見ている限り、なんだか分が悪いかなと感じます。

 

 さらにはCOVID-19の対応に関してメディアに引っ張られてしまっている世論では、酷いものがあって、古き良き日本人の姿はそこには全く見えません。

 

 それに輪をかけるように、森元総理に対するメディアの集団リンチが始まり、阿比留瑠比氏は「醜悪」と言っておりましたが、まさにその通りだと思います。

 

 そんなこんなで滞ってしまいましたが、気を取り戻してもう少しだけ、この「冷徹と誠実」について書かせていただきます。ぜひ、ご購入、ご一読いただくと、菅総理のまさに誠実さが感じられると思います。

 

 今の政治に誠実さは一番大事な要素だとさえ思っております。今回の森先生に対するメディア主導の集団リンチに簡単に乗ってしまう野党の醜さ、嫌悪が入り混じって、政治離れが心配です。

 

 さて、冷徹と誠実に戻りましょう。

 

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 旅行で発生する総額のうち、8割は国内旅行なんです。インバウンドはまだ2割。それに海外にはコロナが収東していない地域もあるので、まだまだいろいろな壁があります。だから、まずは国内旅行を一挙にV字回復させようと。そういうなかで対応策を練ってきたわけです。それと同時に、海外のコロナが収東しはじめてきたら、その国とーつひとつ連携しながら往来の回復に向けて進めていきたい。

 

 新型コロナウイルス感染症対策専門家会議がまとめた「新しい生活様式」に則り、100以上の業界団体と政府が定めた「ガイドライン」をもとにして、「GoToトラベルキャンペーン」は当初の開始予定を1カ月前倒しし、7月から始まった。開始時期を早めたのはほかでもない、官房長官時代の菅である。これに対してメディアに出演していた専門家と称する人々から、時期尚早との声が挙がった。もちろん当事者であるホテルや旅館などからも、喜ばしいことだが感染を心配する声は少なくなかったし、地方自治体の首長たちも心配と期待が交錯していた。旅行者自身は言うまでもなかっただろう。そうしたなかで菅は「GoToトラベルキャンペーン」を前倒ししてスタートした。政治決断というのは、こういうことをいう。責任回避を第一に考えるなら、安全運転に徹すればよい。一部の感染症の専門家のアドバイスに従っていれば、自分の頭で考えなくてもよいからだ。

 

 今回のCOVID-19有事の経済対策ですが、以前から私もこのブログで書かせていただいているように、Go-Toキャンペーンは、トラベルもイートも、三角形の頂点にある旅行業と飲食業をメディアが寄ってたかって悪者にして止めちゃったわけですが、ここに記述されているように「100以上の業界団体と政府が定めた『ガイドライン』」に基づいて実施されたわけですが、100以上の業界団体ということは、100以上の業種が三角形の裾野までに広がる多岐にわたる経済活動だったのです。

 

 それをメディアと野党がタッグを組んで中止に追い込み、経済破綻の方向へと進ませたことは残念至極であります。

 

 二階幹事長がらみだとかなんとか、昔の自民党政治復活みたいな仕立て方は姑息極まりない話です。

 

 が、このことも吹き飛ぶような御子息問題はちょっと気がかりです。