外交防衛が国の最も重要と思える政治の専権事項で、ここまで日本の存在感を示した総理でした。辞任表明の一報であるネットのニュースを見てから、帰宅の途に着く電車の中でのネットニュースやSNSの書き込みを拝見していると、多くの国民がその仕事っぷりに感謝の意を表していて安心をいたしました。

 

 なかには自分のPRをする輩も見受けられましたが、お天道様はお見通しという感じでしょうか。

 

 別に、関係が深かったわけでもありませんが、様々なラインで接点がありましたので、それなりの感慨にふけっておりましたし、なにか発信というところにまでは至りませんでした。

 

 それにしても、こういう機会を利用してちゃり自己PRをする人が数多くいることには驚きました。

 

 私が、安倍事務所を訪問したのは大学卒業前の就職活動中(笑)赤坂東急プラザかその隣だったか記憶が定かではありませんが、安倍晋太郎事務所を父の後援会長にお連れいただいたのが最初。その後も数え切れないほど、お世話になる機会がありました。その後援会長のご子息は、いまも安倍事務所かその周辺にいらっしゃるはずです。今日、その後援会長が責任編集をした「安倍晋太郎輝かしき政治生涯」という本をパラパラめくりながら、総理の写真なども含めいろいろと思い出しておりました。

 

 ある時期、現総理とは、毎週同じ部屋で昼食をいただくという時期がありました。いつも総理の周りには若手の国会議員が集まり談笑をしていて、大長老が数多くいらっしゃるその昼食の会場も一際輝いていたことを鮮明に覚えております。そのこと自体が長年にわたる政権運営につながっているのだろうなと改めて思い出したところです。

 

 とは言え、なんとも残念に思います。とにかく外交におけるご活躍、揺るぎない憲法観、国家観など、やはり生まれた時から政治家としての帝王学を授かり、育ってきた故の政治的センスや勝負感などその生き方にも尊敬の念を抱いていたものの一人であります。

 

 これまでの国家運営への感謝を申し上げつつ、ご病気のご快癒を祈念したいと存じます。難治性のご病気とのことではありますが、頑張っていただきたいものです。

 

 それにしても、このCOVID-19問題が解決をしていない中で、総理が変わるというのはやはりその仕事を「引き継ぐ」にふさわしい先生にお願いしたいものです。

 

 一部には党員投票を求める声もあるようですが、自民党には長い歴史の中で様々な知恵があるのですから、私は、速やかに後任を選出をして、政治の空白が無いようにしていただきたいものです。

 

 で、四の五の言われるようであれば、そのまま解散総選挙で国民の心を問えば文句ないでしょう。私は、迅速な後任選びののち選挙と言っている方の論に賛同しますね。