さて本題に入りましょう。

 

 勉強会では、V字回復U字回復W字回復の話がありました。

 

 V字は言うまでもありませんが、U字はまあ、少し底をつく時間が長めにあってという感じ。そしてW字は、ちょっと本格的な次の波が来てしまう想定です。とのことでした。

 

 メディアでもちょうど、経済関連の数値が出てきたので、諸説があるのですが、私個人はテレビで聞いた話で、K字回復なのかなあ~と漠然と思っています。

 

 今回の件で、完全に息の根を止められてしまう産業や事業者というのは確実に出てきます。そこは誰しも諦めもあると思います。一方で、今回の件で売上などを伸ばしている産業・事業があるのも実態として統計数字からも見えてきているようです。

 

 私は、瀕死の重症あるいは決定的打撃を受けちゃった業種・業界の方々で経営に行き詰まった個々の事業者の方々が、商売をたたまざるを得ない状況になったとします。しかし、その業界は永遠に無くならない業種である場合、必ず復帰、復活のチャレンジをする方々が出てくるものってあると思うのです。だから、そういう部分は完全超V字回復だと思うのです。

 

 気を悪くする方が多いかもしれませんが、飲食店を経営の方々。いま、生き残りに必死だと思います。最近ちょっと覚えた言葉で「262の法則」です。

 

 今更かい、長谷川~という人もとりあえず。インターネット上からの引用です。キーワード検索でいくらでも出てきます。

 

 ◎どのような組織でも、2割の人間が優秀な働きをし、6割の人間が普通の働きをし、2割の人間がよくない働きをするという法則(経験則)を意味する語。 ビジネス書などで引用されることが多い。 起源は諸説あるが、松下幸之助が提唱したともいわれている。

 

 ◎また、「262の法則」とは、どれほど優秀な人間ばかりを集めたとしても、その組織は自然と優秀・標準・不調の比率が2:6:2になるという考え方です。

・お金を持っている球団が人や物を集めるために莫大な資金を使ったとしても、必ず優勝できるとは限らない

・優秀な選手ばかりを集めた集団からも、さらに優秀な選手が生まれると言った事実から、この法則の確かさを認識する人も多いです。

他にも、“262の実験データ”として巷で広がっているアリの調査があります。

・アリの巣を調べると働きアリが2割、普通に働いている6割、そしてさぼっているアリが2割存在したそう。

調査した人が「このさぼっているアリを取り除けばアリの巣は効率よくなるだろう」と考えてさぼりアリを取り除きました。

 しかし、再度時間を置いて数日後にアリの巣を観察した結果、さぼりアリが新たに2割増えたそうです。

 

 ということで、私はこの上の方の2割の飲食店経営者の方々は、生き残るのだと思います。もっと言えば今回のこの件を教訓により良い経営をし、より良い商品、製品、サービスの提供があるのだと思います。

 

 そして、残りの8割の方々のうち下の2割の方々は残念ながらという感じで、中間6割の方々が頑張り方次第でという感じでしょうか。

 

 そして、前述のアリの中でさぼりアリのことが書かれているのですが、私は「さぼりアリ」に替わって、新たな「働きアリ」の参入チャンスなのだと考えているのです。

 

 私は不幸にして優秀であるにも関わらず今回の「アクシデント」によって、退場を余儀なくさせられた方々の、新たなビジネス創出のチャンスでもあると思っているのです。

 

 すでに巷間言われ始めていたり、メディアで取り上げられたりしていますが、無店舗型の飲食業などの創出です。

 

 まあ、簡単にいうと宅配飲食ですが、これの派生型というかキッチンカーやケータリングの簡易版やお手軽版があり得ますし、それらの広告宣伝受発注のシステムなどは新たに生まれるビジネスなのではないかと思うのです。

 

 それと同様、同列に書いてしまうと双方にお叱りを受けますが、開業医の先生方の診療形態の進化系も欲しいものです。

 

 在宅診療、いわゆる往診やリモートです。政府がこれの診療報酬をしかるべきもの、手厚いものにしてもらいたいものです。それによる普及ですね。

 

 今の開業医の先生方の事業形態を見てください。飲食業に似ていますよね。

 

 超一流ホテルのレストランも、銀座、赤坂、六本木の超一流店も、横浜中華街の中華料理店各店も、その辺の街中の飲食店もある意味、みんな同じ土俵での勝負。しかし、それらを補完する形でグルメサイトができたり、様々な情報媒体ができたりで客側の選別がしやすい環境が整っています。

 

 ところが今回の騒動で一変したわけですが、それらによって、「待ちの姿勢」から「攻めの姿勢」に転じて成功を収めたり、一時をしのいだりできている方々とそうでない方々いらっしゃるわけです。

 

 くどいようですが、飲食業と医療とでの並列比較はどちらにも失礼になるかもしれませんが、医療の方が国による緩い棲み分け努力があるわけですから、あとちょっとの工夫で利便性の向上が図れるのではないかと思うのです。

 

 病床の多い大病院から、大学病院、国公立病院、私立の病院コングロマリットからご夫婦で医師看護師の診療所までで診療科目は別々。

 

 地域包括ケアシステムの勉強をした際に、カルテ、レセプトの関係者の閲覧権限付与や一元管理がテーマの時がありました。私は、マイナンバーカードとの紐付け作業を早くするべきだと思います。

 

 ちょっと前に、動画の共有をさせていただきました。(スウェーデンの例)

 

 海外の医療制度の一端が見られます(右をクリックしてください。)

 

 そして在宅医療と今はやりのサブスクです。単語の使用方法が正しいかどうかはわかりませんが、飲食も在宅へのサブスクサービスの新たな展開を期待したいものです。材料の宅配事業や、お弁当の宅配事業も随分と成長してきていたところですが、お手軽、月一とか半年に1回とかケータリングや宅配の定期契約ができれば良いのではと思うところで、在宅医療のサブスクです。

 

 これは、今回「例外」というか「特殊事情」ということで、リモート診療の一部解禁が言われましたが、私がどうも納得がいかないのが本末転倒というか、初診こそが先生のものとへ行って、様々な問診から検査などをするべきであって、症状固定というか、月1回の定期的な診察って、例えばですが、看護師さんのリモート問診でOKとかにしてもらって、診療報酬の時間加算も時間帯によって段階的に多めにして行って、先生と看護師の職務権限の棲み分けを少し緩和して、そこに薬剤処方も加わってとかで、定期契約診療報酬みたいな制度があって、医師・看護師の役割の分担があって、という感じになると良いなと思います。

 

 今回の騒動のようなときにお医者様に行くこと自体に「不安」や「抵抗」ある患者さんが、安心して診察を受けられる体制整備が欲しいものです。

 

 ちょっと私の申し上げたいことの焦点がボケてしまいましたので、またあとで。