ここ最近の中国におけるコロナウイルスによる新型肺炎の件ですが、どうも新聞など日本のオールドメディア(最近こういう単語が聞かれるようになり気に入っています。)の報道には首をかしげたくなります。

 

 中国共産党一党独裁国家における、習近平指導部の隠蔽体質が~っていう論調があるのですが、わたしの見立ては違います。最近の報道でも最初にSNSに投稿した医師が感染して亡くなったと報道されていますが、私は、湖北省政府なのか武漢市政府なのかはわかりませんが、多分武漢市政府の独断での指導の情報の隠蔽だったのではないかと思います。あるいは感染症に対する知識の欠如による、隠蔽ではなく、安易な判断だったかもしれません。

 

 我が国よりはるかに人口の多い国で、さすがに共産党一党独裁といっても、決して風通しが良い行政や党の体制ではないと思っています。それを十把一絡げに、国家主席が悪いと言えるのかどうか?

 

 ましてや、教育の水準(基礎的というか、日本で言うところの義務教育レベル)が、まだまだ発展途上の国において、「衛生」に対する観念、概念、基礎的知識は、失礼ながらかなり低いレベルだと思います。

 

 そのような国民に今回の件で、今更、詳細に理解させることなど不可能であって、あの国の最も得意とする利点でもある、「強権発動」をすること以外は選べる手段はなく、立て続けに頑張っているのだろうとは思いますが、彼らの思考の傾向をある程度理解している私にとっては、笑いながらもそうだよな。とニュースで新たなことが報道されるたびに思います。

 

 昔、一緒に職場の仲間として働いていた友人に、現地の様子を確認したところ、心配無いようでした。西安は。今の段階では。

 

 私はある程度、習近平氏を評価しています。おおよそ先進国とは言えない行政の体質。経済発展を遂げる中で、公務員の汚職が日常茶飯に、そして日本人ではおおよそイメージできない巨額なお金を平気でやり取りするような、そしてそれを「悪」としない風潮をかなり強権的に排除、正常化してきた反腐敗キャンペーン手腕は評価に値すると思っているのです。あの風体、風態や喋りはなんとも私からすると、「マジか」って思いますが、きっと個別に会ったりするとメチャクチャな切れ味なのかもしれません。

 

 今、プロフィールを再度ながめてみたら、典型的な太子党として完全なる超エリートコースを歩んでいますから、その経歴の中でこれまたメチャクチャ実力をつけたのでしょうね。

 

 私は、国家主席の取り巻きというか、周りはすごいメンバーで固まっており、風通しよく情報が正確に上がっていれば、初動を誤ることなど絶対にありえないと思うのです。

 

 ですから、これは、今後の動きに注目すべきだと思っているのですが、さてさて、経済対策は未知数だと思うのです。

 

 なんせ、資本主義国ではありませんから。

 

 共産党一党独裁の社会主義的市場経済を導入している未知の経済理論による国家運営を行なっている国。ですから(笑)。

 

 それにしても、先進諸国から見たら「人権」のかけらもない様々な「強権発動」には、ホント、ニュースを見るたび笑います。

 

 旧友たちに話を聞きたいものです。(笑)。