総理が1人5000円の会費の価格設定に関しては「大多数がホテルの宿泊者という事情を踏まえてホテル側が設定した価格だ」と説明した。

 

 というニュースがあります。

 

 はい、その通りのことはあり得ます。

 

 私がホテルの営業の仕事をしているときに、天安門事件等があり、宿泊客ゼロが続きました。

 

 そのときに、客足が戻り始めても当分の間は、日本の民宿以下の宿泊料か?と思われるほどの価格で営業活動をしました。

 

 従業員の雇用は継続せざるを得ませんでしたから、お客様がいようがいまいが固定経費がかかるのは、ホテルも航空会社も同じ。航空会社がめちゃくちゃお安い運賃を出すケースは、お客様がいてもいなくても飛ばすからでしょう。

 

 同じです。

 

 宿泊料なんて極端な話、一円でもいいんですから。

 

 ですから、私の経験ではたしか2泊3日か3泊4日で、全朝食、夕食付きで一人あたりの食事付きが25ドルくらいのものだった記憶があります。もともと、一部屋125ドルのホテルでした。

 

 ホテルニューオータニを高級ホテルと思っている方がいるようですが、現在のニューオータニってどうでしょうか?

 

 私は、もはや「旧御三家」と「旧」をつけるべきだと思っています。ネームバリューはありますが、もはや経営は大変な状況を表しているようなサービス内容、施設維持状況だと思いますね。見る人が見ればわかるんじゃないでしょうか?

 

 そういう状況だと、宿泊者の夕食込みのパッケージ価格の提示は間違いなくできますね。

 

 宿泊料金の社内調整はいくらでもできるのですから。

 

 それで、その団体様の何百人という売り上げを得られるか全くゼロかの選択を迫られれば、さてさて、今のニューオータニは..。

 

 ただ単に交渉上手なだけではないでしょうか?