まず萩生田文部科学大臣の「身の丈」発言は完全なるメディアの切り取り言葉狩りにすぎません。何度も何度も問題となった番組を見ましたが、あの番組でのやり取りで前後も含めて考えると何ら違和感のあるものではありません。

 

 就任間もない文部科学大臣でありながら、大学入試制度改革の問題点や、受験生側の視点での問題意識も持っていて、むしろ、それらを解決する努力をしていることをおっしゃっているし、むしろ、全体的な論調からは、大臣は、「開始時期尚早」感をにじませていたと思います。

 

 むしろ多角的文部科学行政についてお話になっていらっしゃいましたが、頼もしい感じがしましたけどね~。

 

 で、だ・け・ど、大臣になっちゃったから「現時点」では、「所管大臣」として「こう言わざるを得ない」んだよ。本当は、この官僚機構にメスを入れて、大学入試制度改革ももっともっと良いものにしてから実施したいんだよ。という雰囲気を大きくにじませていました。

 

 私は、むしろ、大臣のそもそもの政治姿勢(かなりの保守的、総理寄り)が気に入らないメディアの、メディアによる世論操作だと思いますね。ひどいものです。

 

 次に、河野防衛大臣の「雨男」発言も、前述のものと同類の話だと思いますが、これはどちらかというと「出る杭は打たれる」方がより割合として大きい感じ(笑)。SNSでの注目度がめちゃくちゃ上がっていることや、外務大臣当時からメディアでの取り扱いがどちらかというと良い方向だったことに嫉妬する自民党あるいは政権内部の操作のような気がしますね。

 

 そして何よりメディアでの話では、いろいろとささやかれていますが、まあ、どちらもとりあえずもういいでしょう。

 

 そして、大臣辞任ですが、こちらも菅官房長官潰しみたいなことをいうメディアもありますし、なんともなあ~という感じですが、嫌だなあと思うのは、「任命責任」の落とし所と言うのでしょうか?

 

 任命した責任は任命権者である内閣総理大臣にあるのでしょうが、その辞任に至った原因に「責任」を取ると言うところまで任命権者がしなければいけないのでしょうか?

 

 問題が発覚し、これはダメだなと言う判断があったら、「速やかに辞任をさせる」のが「任命責任」の責任の取り方ではないでしょうかね?

 

 なんだかメディアというかワイドショーなどでは「身体検査」が甘いとか、「政権の緩み」とか言っておりますが、そこはどうなんでしょうかね、大臣として任命しようとして、今回問題になったようなことまで調べられますかね?

 

 しかも、経産大臣の件は、元秘書のタレコミでしょ。まあ、大臣の身から出た錆といえばそういうことなのですが、法務大臣の方もそうですが、実はこれらの問題を徹底的に原因を洗って行くと、行き着く先は前時代的な発想に基づく法律がそのままになっていることも少なからずあると思いますね。

 

 それと何よりも、選挙の恨みとかね。法務大臣の方はそっちでしょうし。

 

 ただし、メディアでも言われていますが、さてさて、うぐいす嬢の件は前時代的だと思います。

 

 宣伝カーを使うのは、午前8時から午後8時まで。しかし、候補者および事務所にもよりますが、午前6時頃から駅に立って、終電まで駅に立つとか、あるいは、季節によりますが、天気にかかわらず決まった服装だとか、まずはその勤務形態。そして勤務時間。何よりも「しゃべり」は、いくらプロといえども私の経験から車内で腹式の発声ができていると思える方には出会ったことがありません。

 

 私、高校時代応援団長をやっていましたので、腹式の発声を徹底的に練習しましたが、身についているかといえばついていません。先日も研修会講師で6時間話しましたが、少々きつかったですもの。

 

 従って、私の経験で言うと、修行の身とプロの組み合わせで10~15分交替。で育てて行く?みたいなケースでも、法定費用内は忍びない感じ。

 

 そもそも、グレーというか厳格運用で言うと、早朝出勤や深夜勤務(情勢分析などを含め戦略を練る為に会議出席など)をしても法定外賃金の支払いは不可。たぶん、宿泊を伴ったりした場合も、ケースによってはアウト。

 

 そう言う意味では絶対無理だから。

 

 まあ、経産大臣の香典の件も、やられちゃった感じ。色々な意味で。

 

 香典がダメなわけではなく、代理が持って行くのがダメなのであって、世の中の情報は若干の解釈違いがあるようです。

 

 一つは常識の範囲内での社会通念上のと言う考え方があります。

 

 地域や関係から「手ぶらで来やがって」的発想はまだ根強くありますから。いくら公選法上ダメなんです。って言っても納得しない人っていますよね。無視するしかないのですが…。

 

 ものを配るのもね、ダメでしょう。これもはっきり言ってこうなるような配り方は。ただし、社会通念上のと言う部分で、線引きとそのありとなしの部分は難しいでしょうね。

 

 ところで戻りますが、この言葉狩りに乗っかって、国会の日程闘争をしている野党って、もううんざりですね。ホントうんざり。

 

 なので、ブログの筆が進まなくなっていました。

 

 森ゆうこの件と言い、これらの件と言い、一部の方々が声をあげ始めましたが、ひどすぎますね。

 

 国会本来の機能を果たしていただき、こう言う問題は場外で正々堂々と議論をしていただき、国会においては本質の議論をどんどん進めていただき、それらを国民に問うような形で、メディアを利用していただきたいものです。

 

 メディアもメディアで、そう言う姿勢が欲しいものです。