(公共施設の使用料見直し、公共施設の駐車場有料化、国民健康保険料の見直し、下水道使用料の見直し、保育料水準の見直し) 

 

 これらの事案に共通していることは、「政治問題化」があることです。どんなに立派なことを記述しても、どういう分析をしても、「時の権力者(首長、決定に関与する職員)や議会」を慮った発想を書いてありません。

 

 担当者がやりたくても、トップや議会の反対があるという言い方で議論を避ける、逃げるという行為が続いてきた結果がこれです。

 

 さて、議会が反対というのは、何でも反対の国政政党と、それらと対峙することができないほんの一部の議員だけです。

 

 むしろ、首長がストップをかけていた話も聞きます。自身の選挙を意識するとできる時期は今度は議員の選挙に重なる。

 

 腹の据わった行政運営をしていない証拠です。

 

 まあ、国でも消費税増税を決めるときには、選挙を意識しますが、国民だってバカじゃありません。丁寧な説明をすれば良いだけの話です。

 

 選挙を意識するというのは、自分が説明をする自信がないのか、あるいは有権者を理解する力がないと愚弄しているのかのどちらかです。

 

 少なくとも、私は行政に関して、自分の支持者や有権者の皆様に説明をして理解をいただくということはできますし、する自信はあります。

 

 ただし、自分の納得のいっていない筋悪案件は市民に理解を求めるつもりもないし、説明もする気にはなれません。

 

 しかし、ここに列挙された事案で、見直して、値上げなどを伴うことに関しては、ここに記載のものはすべて私は説明をする自信はあります。今までがひどすぎたからです。

 

 今までは、前述したように、選挙屋議員や選挙屋市長の選挙を意識した結果であって、必要なものは必要である旨を理解してもらうのが行政の役目であり、政治家の役割であります。

 

 いいことばかり言っている時代はもうとっくに終わっているのです。

 

 今回でレビューはすべてコメントしたのですが、入っていないもに気がつきました。

 

 市役所庁内組織についてです。全くいけていません。

 

 局、部、課があります。が、その大きさのバランスや仕事量との定数など、まったく検証がなされていません。

 

 今まで何回かこのブログに書かせていただいた事案です。繰り返しになりますが、地方分権の推進にあたって、国の様々な施策も影響してきていますが、それでも独自の地方公共団体としてしっかりとした、自治体経営を意識していれば、こんな状態にはなっていないと思いますが、そこの意識は全くゼロでした。否、多くの職員はそのこと憂い、心配をしていたのですが経営トップをはじめとする幹部職員の危機意識は皆無でした。

 

 地方分権が言われるようになり、様々な権限移譲が行われ、業務量が増加し、さらに人口も増加の一途をたどっているのですから、定数の削減などはありえない時期に、国に言われるがままに、削減を行いました。

 

 参考資料:(下記をクリックしてお読みください。)

 地方行政改革における定員管理

 

 さて、削減をするにあたり、その削減数に合わせて、電子化、外部化を同時に行いましょう。というのが国の考え方でした。

 

 ところが船橋市は、その削減数を、ただ単に身分の違う、「非常勤職員」に頭数を置き換えただけに過ぎません。

 

 それによって、いろいろな歪みや弊害が顕在化してきてどうにもならないところまで来てしまいました。それで今になって行革レビューにあったように外部化しましょうとか、さらに検討しましょうとか?(笑)。とんだお笑い種だとはこういうことですね。

 

 パワーハラスメントなる言葉が横行し、怒れない上司、指導できない上司が増えてきてそれによる負の連鎖、負の循環が始まったからもう手に負えません。

 

 何もしないことが良き上司になってしまい、指導しているつもりがパワハラになり、指導がままならない状況が生まれ、如何ともし難い状況になっています。

 

 なるほどと聞いた話ですが、部下への指導力がない上司は部下からの案を鵜呑みにして仕事をすることが常態化しているようです。

 

 名言だなと思ったのは、NOと言うのはエネルギーが必要ですからね。上司は説得する言葉を持ってないですから。と。

 

 確かに部下から上がってきた案をNOと言って、助言をする。助言をしても、部下に理解されなければ懇切丁寧に説明をしなければならないですね。その懇切丁寧に説明をできる素材、材料を持っていないのが、今の多くの上司です。ですから、その部下の案の良否は関係なく、自身の「良い人」になる策としての「OKサイン」が出てしまう。部下は、自分は能力があると勘違いする。

 

 あ~、確かにたくさん見てきました。そういう事案。身近でね。船橋市役所には多数いますね。

 

 人を育てる組織もなければ人材もいない。そして、驚くことに、能無し課長は何かあると、総務部職員課に責任を押し付けるようです。人材育成室の研修ができていないとか、配置ミスだとか適性に欠けるのは全部職員課の責任?おいおいおいおいおいおい。百歩譲って、そうだとしても、そうだったらお前がちゃんと育てろよ。一人前に。文句言っている暇があったら、お前がおかしいと思ったらおかしいと思うところを全部直してやれよ。それがイコール船橋市役所のためであり、もっと言えば市民の財産であり市民に対する奉仕者である船橋市職員なんだから、住民福祉の増進のためにも、全体の奉仕者としての務めとしても、文句言ってないでお前が育てろ!!って言いたいですね。

 

 本当にこの無責任体質の市役所はどこまで無責任を続けるのでしょうか...。