「近隣市では、千葉市、松戸市、浦安市は学校開放プールを行っていない。

学校開放プールを実施している自治体は、全小学校の3割から4割程度の小学校で実施。

 教職員の働き方改革により、夏季休暇中の学校閉庁日の対応が必要となってきている。 

 学校プール開放については、令和元年度に開放校数を54小学校から24小学校に縮小したことから、縮小後の利用状況等を勘案して、今後の学校プール開放のあり方を検討していく。 

 学校プールについては、老朽化による修繕等の必要性が高まっていることから、今後の保全計画とも連動して検討をしていく必要がある。」

 

 今更、屁理屈を言ってんじゃない!!っていうものの典型ですね。

 

 何度も書いていますが、これらの行革レビューを見ていて思うのは、行政もそう、議会もそうですが、見て見ぬ振りとは言わんけど、漫然と前年と同じことを続けているだけの事業。「考える」「検証する」が全くできていないものの典型でしょう。

 

 議会は、このことでなくても、時々に、ものを申しているはず。しかし、そのことに耳を貸さず、「漫然」と日常業務を行ってきた。議会での議論を避けてきた結果です。

 

 まさに行政の不作為です。学校プールのことを言っていますが、さて、これっていつ頃から始まったのでしょうか?

 

 私の小学校の頃からあったような気がします。

 

 その頃の日本社会はどんな社会だったでしょうか?

 

 家にエアコンはありません。今ほど暑くありませんでしたが(酷暑の印象はない)、家には扇風機、暑いと感じるのは今とは変わりありません。

 

 運動公園のプールと船橋ヘルスセンターのプールという感じがプールのイメージ。民間のスポーツクラブやスポーツジムはありませんでした。

 

 まだまだ経済発展途上の高度経済成長期に入ったところくらいでしょうか。程なくして人口急増都市として、学校建設をどんどんしていくところでした。

 

 娯楽も少なく、子どもの遊び場は近所の畑や神社の裏の丸池だったりでした。そんな中で始まった学校のプール建設。それに伴ってプールの開放も始まりました。当時はアルバイトの学生とかだったよう記憶ですが定かではありません。

 

 そのときと寸分違わず、プールを開放し続ける。変わったのは監視要員の人材確保。

 

 なぜ、プールを開放しているのだろうかと、思いが至らない職員は、職務怠慢も甚だしいと思います。

 

 プールの改修問題から、民間プールの活用を言われ始めても、努力をしない。ヒアリングをして「不可能」の結論を導き、手を出さない。

 

 水泳指導をしきゃいかんの?水温や天気で、年何回水泳の授業をやっているんでしょうか?

 

 船橋市役所特有の、フリーズ現象。自分の予想し得なかった結論が出るとフリーズして動かない。動きを止める。考えることを止める。

 

 突破する力がまったくありません。そういう風土が蔓延しています。困ったものです。

 

 まあそれはさておき。

 

 ただし、私はプールをプールとしての利用ではなくて、違う使い方もあるのではないかと思うんですね。

 

 よく言われる釣り堀。全部を釣り堀にしようと思うから突拍子もない発想扱いになります、2ヶ所、3ヶ所で良いと思うんですね。年単位で場所を変更する。地域の高齢者を始め、家族連れでもなんでも、年中楽しんでもらう。

 

 数カ所は、健康器具というか、よく最近は公園などに見ますが、設置しても良いでしょう。

 

 バーベキュー場としての開放もどう?

 

老朽化したプールは存廃論議も良いけど、立ち止まって工夫を考えたらどうでしょう?公務員の知識や頭は限られています。

 

 広く公募してみても良いと思うんですけどね~。