市民の皆さまへのご説明です。

 

 陳情書を提出するということはどういうことかをまずはご説明をいたしましょう。

 

 船橋市の行政事務において、市民の皆さまの側から不都合なこと、改善してもらいたいこと、がありましたら、まず最初は、市民の声を聞く課に相談をしていただければ結構かと思います。

 

 この課において承った事項は、基本的にはその担当課に速やかに伝達され、しかるべき回答が遅滞なく届くことになっております。ただし、事務の詳細はわかりませんが、時間のかかるものについて途中経過や、時間がかかる旨の積極的な連絡等をしているかは不明です。

 

 この部分で、ホスピタリティにかける部分があり、こじれているケースが散見されると、私は個人的に思っています。

 

 さて、その市民の声を聞く課や担当課にお話しをしても、解決できない。自分の考えた通りにことが運ばない。あるいはまあ簡単な言葉でいうと「埒があかない」場合に、この後の行動は、市民の方は様々でして、「責任者に会わせろ!!」「上の者が出てこい!!」に発展していき、「市長に会わせろ!!」と秘書課に行く人など様々です。

 

 また、最近議会には、すぐやる課という課を勝手に作って、市民要望をせっせと担当課に伝える伝書鳩をやっている議員がいますが、議会の議員になんとかしろという市民の方がいるようです。

 

 もともとご贔屓の議員がいる場合は直接アクセスして、ご贔屓がいない場合は、駅頭で、すぐやる課の議員にアクセスをするか、適当にSNS等で議員に軽くアクセスする方が増えたような気がします。

 

 このお気軽感、お手頃感で議員にアクセスしていただくことは大変良いことだと思います。しかし、そのアクセスにおいては、議員をしっかり選んでいただかないと、自分の思いを実現に近づけることはできません。

 

 議員を選別することをお勧めします。

 

 まず、当選回数です。これはあくまでも一つの目安にすぎません。当選回数が多くてもアホはアホですから。

 

 次に目立つ行動を取っていて、SNSライクな感じの議員は、中身空っぽで、とにかく売名行為に勤しんでいると思ってください。仕事はできません。

 

 ではどうするべきか?

 

 簡単です。船橋市議会のホームページから、委員会記録をクリックしてください。そこで左側に「会議録の検索」とあります。あるいはトップページの「会議録の検索」をクリックしてください。どちらも同じところに飛んでいきます。

 

 そこで自分が実現したいキーワードを入れて、検索対象の会議を委員会のみにチェックをして、検索をかけてください。

 

 類似するキーワード等も入れながら、何度も検索をしながら、委員会の会議録をじっくり読んでみてください。その中で、自分の考えに近い発言をしている議員を見つけ、今度はその議員の発言を先ほどの検索機能を使っていろいろとチェックすると良いでしょう。

 

 それで、これだという議員が見つかったら、その議員にアクセスをすると良いと思います。

 

 ちなみに本会議の質問等では、「与えられた原稿」を読む議員がかなりの数おりますから、頭空っぽ議員は本会議で立派なことを言っていても全く理解してないケースがほとんどです。要注意です。

 

 さて話を戻しましょう。

 

 行政が行なっている事務事業の改善提案は、基本は担当課が検討をしますが、担当課の受けた者が情報共有意識がなく、自分一人で判断をし、回答をするか放置するかのケースが散見されます。

 

 先輩や上司とのコミュニケーションの欠如ですが、それがただ単にコミュニケーション不足と、コミュニケーション能力の欠如とに分かれるようです。

 

 コミュニケーション不足は、その意識があっても先輩や上司が忙しく、時間を取れないケース。これは本来は、時間をとってもらうというコミュニケーション手法を身につけていれば良いのですが、なかなかうまく機能しないようです。

 

 問題は、コミュニケーション能力に欠如・問題有りの場合です。

 

 これはイコールで言えると思うのですが、市民の方とも十分なコミュニケーションが取れませんから、実は、市民の方の言っていることの意味が十分に聴き取ることができないのです。

 

 これは、先の議員にも言えることですのでお気をつけください。

 

 さて、その能力に難有りの場合は、もうお手上げです。そうなるとこじれて、議会のへの陳情に繋がったりします。

 

 ですから、もし、担当課の職員と対面で話し合った結果、埒があかなく議員に相談をするという場合は、担当者とのやりとりの一部始終をできれば、記録しておいていただければ結構だと思います。もちろん詳細にではなく、5W1Hの概略で結構です。

 

 一番肝心なのは、日付日時、場所、相手です。そして用件の概要の応答内容です。

 

 名前を教えない職員がいたら、その場で上司を呼んでもらい、名前の確認をしてください。それでも名前を名乗りもしない教えもしなかったら、総務部職員課が8階にありますから事情を言って苦情を申し述べて、当該職員のところに職員課の職員を同行させて名前を聞き出してください。

 

 まあ、この作業をする段階で上司や総務部が出て来ちゃうと違う方向に行っちゃいますが(笑)、名前を名乗ることはしなければならない話です。

 

 船橋市職員服務規程に

 (職員証)

 第4条 職員は、公務の適正な執行を図るため、常に船橋市職員証(第3号様式。以下「職員証」という。)を携帯し、職務の執行に当り職員であることを示す必要があるときは、いつでもこれを提示しなければならない。

 (服装及び名票)

 第6条 職員は、勤務時間中常に適正な服装を保持し、特に許可があった場合のほか、胸部に名票(第6号様式)を付けなければならない。

 

 などと定められていますから、名前を言わないなんてことがあったら、そいつは「モグリ」です(笑)。

 

 で、議員にアクセスした際に、職員の名前も含め事情を説明すれば、普通の議員は、あくまでも普通の議員はですが、課長職あたりにやわらかく確認をします。そして事実関係を詳細に確認したのちに、状況把握して「行政マター」か「政治マター」かを判断します。

 

 その判断により、次の動きが違ってくるのですが、アホ議員は、あからさまに職員側を悪者にして罵倒するとか、パワハラ行為をします。特に、パワハラ議員の情報は私も何人も見聞きしていますから、そういう議員にアクセスはしないように要注意です。

 

 現在の1年生議員はわかりませんが、2年生議員は複数人、3年生議員はひどいのが一人、4年生議員はピント外れパワハラが一人、5年生はおバカなのに完全パワハラが一人、あっつ5年生は複数人だな。などとなっています。

 

 ですから議員選びは相当慎重にしていただかないと、うまく進めたい陳情も台無しになる場合がよくあります。そもそも、「陳情」と「陳情書の提出」は違いますが、まさに「議員に申し述べる」のは陳情でもあります。そこで済んでしまえば、こんなに良いことはありません。

 

 しかし、そうでなく、陳情書の提出をするところまで行くのは、あまりお勧めできません。というのは、行政が頑なに、市民の申し入れを拒否しているのならば、「正義」の所在にもよりますが、基本的に行政の側に「理」と「利」がある内容なのです。それを一市民の申し出により改善することはなかなか手強い話だとご理解いただいた方がよろしいのかと思います。

 

 その一つの指標とする方法があります。

 

 それは、これと思った議員にアクセスをして「請願書提出の紹介議員になって下さい。」というお願いをすることです。

 

 簡単にいうと、これで、OKがでれば、そこには「一つの」「正義」があります。しかし議員に逃げられたり、一番ダメなのは「みんなの署名を集めて陳情書を提出しましょう。全面的に応援します。」などという行為です。

 

 選挙運動に他なりません。

 

 そして、市民を愚弄している行為でもあります。

 

 どうせ、陳情や請願なんてわかりやしないから、期待をさせておいて選挙までひっぱり自分に投票させようというのが、この手の議員です。

 

 実現不可能なことであっても、のらりくらり対応し、陳情書を出させて、「どうせ陳情だからなんとか乗ってくださいよ~」みたいなことを言って、他の議員に協力依頼をして陳情を採択させる。ダメ元でやっているから、担当者には、「あれはあれでいいからさ~」ってなことを言って、実現不可能なことを承知の上で、それを了とする。

 

 そして、一般質問で傍聴を動員して正義の味方的に質問をする。実際には、その後部長や市長などに「すみません」って謝りに行く。この謝りに行く議員が多いこと多いこと。ひどいもんです。

 

 話が長くなっちゃいましたから、ちょっと一度この辺でやめておきます。