行革レビューを見ました?って言われたので「いいえ」とお答えしました。
「見ても、いつもの役所仕事でしょ?」と。まあ、見てみてくださいよ。と言われまして、いま、ざっくり見始めました。
これを基にパブリックコメントをというのはあまりにも乱暴ですね。
まずは、ここまでの取りまとめをなさった、関係各位にはそのご尽力には敬意を表します。
私が「見ても、いつもの役所仕事でしょ?」と問うた通りと申しますか、最初の結論ありきのレビューを市民の皆さんに評価してくださいって言っても響くのでしょうかね?私は、これはただ単に一つの側面ですよ。という答えが返ってくることを期待したいと思います。
まず、気に入らないのは、総合計画を現在策定中です。で、ついこの間までは、「実施計画」に載っていないものは予算はつけません。と言っていたのに、このレビューの最初のシートには、それらの文言がありません。
もちろんそんなことは、市民が知る必要もないというのかもしれませんし、細かなチェックは議会がしてくれれば良いのかもしれません。
では、議会でチェックしていただきたいことを羅列しましょう。
まず、レビューシートではわからない事項をしっかりチェックしてください。
5ページは、施設No.1都市公園となっています。
まったく施設を説明する資料がありません。
運動公園とグラスポが対象のようですが、
1)設置がいつで、どういう理由で設置されたか?
2)設置時期から始まって、関連する例規の改正内容と改正経緯
3)そして施設情報の詳細と経年による各種状況
-1まずは記載の開館時間というのが、設置日からずっとこの状況なのか?
-2もし開館時間の変更等があれば、その理由、状況
-3利用対象者は設置日から、もっと詳細に(居住地域や年齢構成など)
-4施設稼働率は設置日から詳細(料金ごとや時間帯ごとなど)に経年変化をチェックし、その変化内容の説明(理由)を求めること
-5コスト状況も前項同様
で、たったこれだけでも、たぶん一つもデータは出て来ません。そんなデータ取ってませんから。と。
しかし、1)の理由は、まずは、執行機関の側に決裁伺いがかならず保存されているはずですので、探し出してもらってください。
そして、議会の側も議決をしているはずですですから、会議録のチェックをしてください。委員会の記録は要点のみの記録の可能性がありますが、それもチェックしてください。
本来は決算の記録から、経年のその施設の予算のかかり方がわかるはずですからそれもチェックした方が良いでしょう。
また、でてきた資料から、さらにチェックすべき点が出てくる可能性がありますから、よく読み込んでください。
資料がないと言われた時にはご一報ください。
文書管理の規則等に照らし合わせて、なくて良いものかダメなものかは私が判断して差し上げましょう。
さて、シートの中段に、事業収入が6,650万円に対し、事業費が3億4,704万円かかっている。という記載があります。
これって自分たちは無能なんです。だからこの事業は「民間活力の活用」の対象で方針の分類も「して管理者制度等を導入する施設」なんです。と今いう話でしょうか?
なぜ、こんな事業運営状況になっているのかは「わかりません」なのでしょうか?行政の不作為による、大いなる怠慢による、赤字垂れ流しでしょうか?
私は何度か在任中に申し上げましたし、このブログにも書きましたが、地方自治法違反行為であるグラスポの運営は、現議長が1年生議員日色健人議員だったの時に指摘しているにも関わらず、放置していた責任は重大です。議長が議長在任中に必ず解説をしてお詫びをしながらでも、違法行為の改善を含めて報告すべきでしょうね。
さてそれちゃいましたが、さてさて、最初に指定管理度ありきのレビューになんら魅力を感じるものではありません。これだって、出来レースで文化スポーツ公社への指定管理でしょう。ミエミエのことを着々とやろうとするこの図々しさに辟易します。積極的に、他の民間事業者に応募を働きかけるような努力はしないでしょう。たぶん。あるいは、現在、文化スポーツ公社とJVを組んでいる事業者にダミーで入らせて、指定管理を勝ち取るとかね。
まあ、うまくやりなさいよ。ミエミエはよくありませんよ。だから普通の民間事業者各社が応募してくれないんだから。
募集の仕様書の公正性、公平性の担保がなされなきゃね。応募するだけ無駄ですから。
さてそれはさておいて、次の画像です。
市民の皆様は、これで意見を述べられるのでしょうか?そうです。これに基づいて意見を述べてもすべて返せるような記述になっているわけです。
とことん汚いやり方です。ですから、次は議員さんにお願いです。
前述の部分は基礎調査部分です。
スポーツ施設の指定管理導入状況は、上っ面の数字だけを見るのではなく、指定管理内容を詳細に比較検討をしてください。
本来は、他自治体比較なんてほとんど意味の無いもの(赤信号みんなで渡れば怖く無いという発想だけ。公務員特有の横並び主義)ですが、政令指定都市、中核市、都道府県などをすべて比較した方がよろしいでしょう。
現在の船橋市議会調査係はその実力がありますから、調査依頼を早めにしてください。
方向性の欄に、「民間事業者等への聞き取りの結果」という記載があります。これを調査依頼で提出させてください。というのは、その後に「制度導入によりサービス向上及びコスト縮減効果が見込めるため、導入に向け具体的な事業設計を行う。」という重要事項の決定がなされています。ということは、そのバックデータとして「民間事業者等への聞き取りの結果」が、資料として残っていなければなりません。その提出を求めるべきでしょう。
仮に「メモ」個人的メモですからと言い放ったとしたら、それは理由になりません。政策(施策)決定の経緯がわかる文書を残さなければなりませんから、職務の怠慢ということになります。
文書管理規則や規定、手引きなどをよく読み込んで、文書管理がされているはずですから、それに基づいて徹底的にチェックをして、よる適正な行財政改革が進むようご尽力をお願いいたします。
せっかくですから、レビュー1枚ずつみながら、議会でのチェックを促していきたいと思います。