いやだなあ~と思う記事がまた出てまして、なんともなあ~と思います。国際政治学者の三浦瑠麗氏がTwitterでのつぶやきが、話題になっているようです。

 

 もはや私がコメントを入れてしかめっ面するものではありませんが、大変ご無礼ながらこの方がコメントをする世界で無いと思うのです。

 

 「議員の不品行は沢山ある。選良の名に値しないと思う議員も。だが集団で一人の人間の不品行をこうして非難決議することの意味合いは恐ろしいものだということをよくわかっておいていただきたい。素朴な憤慨と党利党略の双方で政党が行動した結果、大局観を見失う結果は先の大戦で経験したはずなのだが。」と。

 

 話が飛躍しすぎだと思いますね。

 

 まあ、私は、この三浦氏ってある程度の好感度はあったのですが、今回の件でなんともなあ~って感じです。思慮浅い。という日本語があるかどうかわかりませんが、思慮深くいつもコメントしているのかと思っていましたが、これまた、ディベート力で何事も乗り越えているのか?という「?」がつき始めました。

 

 これってそもそも衆議院内部の話が大前提。院で一緒に秩序ある活動ができるかどうかという話。郷に入っては郷に従えとは言わないけれどおおよそ三浦氏の経験したことのない世界での論理の中での話。

 

 簡単に言えば知りもしないくせに勝手なこというなよ。ということです。

 

 450人を優に超える衆議院議員が、自身の支持者の投票によって議席を得ているのは、この丸山議員と全く一緒。その全員が一致して、その支持者の背景も含めて、それらの議員が考える「院」の常識として、「あり得ない。」を突きつけたのですから、私はある意味擁護の余地もないと思うのです。

 

 さらに言えば、政治の世界って「一寸先は闇」とか言われるように、杓子定規に理屈だけで物事が進む世界ではありません。

 

 「なまもの」で、煮たり焼いたり蒸したり、あるいは煮込んだり、ソースをかけたり、切り刻んだり、と料理法は多種多様。それをたかが、人生数十年の経験の学者の方の常識で語り、「断言」し、当事者達を批判することはメディアの世界に出ている方としては自殺行為のような気がしますね。