「ちょっと裏側的意味合いを書きましょうかね。解説本などに出ていない部分をね。」って書いてそこまでたどり着けませんでした。

 

 そのね、議長が先議したがったって話ですけどね、いいんですよ。議長は最高権力者ですから。でもそれにふさわしい見識が備わっているかを判断されちゃう事案ですよね。

 

 前回も書きましたが日本共産党みたいになんでもかんでも専決ダメっていうのは、自治法179条の定めがないがごとくの法治国家でありながら法に従うことを許さないと言っているのと同じですから、それは見識のある話ではありませんね。

 

 じゃあ、遡って考えてみますけど、定例会を予定通りに開いて、その日程の中で先議をすべしと言ったとしたら...。そして、それがそうだとしたら、アウトですね。議長がいくら最高権力者だとしても、委員会の開会日程を決めるのは委員長であって、委員各位が了解のもと初めてセットできるのが基本で船橋市議会の民主的な良い慣習となっています。

 

 どうも、本日の議運の中継の最後の方で、前議長が日程のことに苦言を呈していたようですが、まったく議会運営を理解していない正副議長と正副議会運営委員長ということが言えますね。

 

 なぜならば、あらかじめ、書類が作成され、電子書棚に配架されたようですから驚きです。傲慢極まりない権威主義者と言えます。

 

 日程の書類を作るとしたら、当該常任委員会の委員長と十分な協議をして、執行機関から当該委員長に十分な議案そのものの説明をして、それが委員各位に周知され、正副議長あるいは正副議運の委員長からは自会派を含め、会派代表に事案の説明が届くようにし、全体のコンセンサスが整っている状態で議会運営委員会が開かれるのが本来であって、それができていない状況だったようですが、それではああいう提案はダメですね。中継を見ていた範囲では。

 

 それを、議長が言えば何でもいうことを聞くと思っているのは大間違いだし、議運の委員長が言えば何でもいうことを聞くと思ったら大間違いなのです。

 

 考えられるのは、議運のメンバー見ていたら、おおよそそのほとんどが素人さんというか、「わかってる委員」では無いですね。鑑みますと、私が若い頃は、議運の委員には、会派代表がほぼ必ず入っていたような記憶があります。あるいは、会派代表級の大先輩議員が委員だった記憶がありますし、今日見ていてとんちんかんな発言者が多かったのですが、普通は当選回数が少ない議員なんて怖くて発言は憚られたものでした。もちろんいいんですよ、勉強していて一人前の発言ができれば。

 

 まあ、そんな構成メンバーだからいうこと聞くだろう程度の意識だったのかもしれませんね。

 

 さて、戻りますが、今回は繰り返しますが、まず専決ではなく、臨時会の開会を考えるか、専決処分を考えるかの二者択一であった事案だと思います。

 

 それが、定例会日程に合わせて、先議をするというのは愚の骨頂というか、あり得ない取り扱いの方法です。

 

 全く別件ですが、丸山穂高衆議院議員のことが気になっていて、メディア情報を追いかけていますが、鈴木宗男先生のYouTubeでおもしろいものがありました。さすがだなと思ったので、ご覧ください。

 

 2019年05月23日東京・永田町、新党大地主催・東京大地塾

 

 25分以降でご覧いただければと思います。

 

 この中で、佐藤優氏は丸山議員を「小頭が良くて地頭が悪い」。鈴木宗男先生は「勉強したけど頭が悪い」っておっしゃっているんですね。

 

 私はこの丸山穂高議員とダブるんですよ。ものすごくね。文章を書かせればそつない文章を書く。喋らせればそつのない喋りをする。お勉強はできるんだろうな。と。でも、人が寄り付かない。気がつけない素人さんをある程度ダマすことはできても、深く付き合うと離れるって感じかなあ~。

 

 外野席から見てるとすごく優秀な人なんだけどねえ~。そういう議員って、何人かいますよね。「○○ハラ」って呼ばれている人もそうでしょう。すごいんだってね。一見そうは見えないけど。一見そうは見えないけどって人多いよねえ~。

 

 あれ?どこまで書いたっけ?

 

 そうそう、この専決、先議、先議決とかってものすごくデリケートなマターで、議会(運営)執行部と執行機関当該議案担当と執行機関議会担当、議会事務局が三位一体で協議ができる体制でなければ成り立たない話。

 

 僕が議会運営委員長の時の登庁時の行き先って10階ではありませんでした。そう言えば、随分前の議運の委員長の安藤信宏委員長も言っていましたが、議運の委員長って手当をもらいたいくらい登庁するもんなんですよね。しかも顔を出すのは議会事務局ではありません。

 

 どこかは、書きません。僕の教え子だけにしっかり教えますが(笑)。

 

 で、「あ」「うん」の呼吸をお互いにできるまで、徹底的にロールプレイングをすることです。それができなきゃ毎日会っても意味がありません。ロールプレイングをするためには、議会運営を徹底的に勉強しなければなりません。

 

 僕は、相手と「ウマ」が合ったので恵まれていました。みんな優秀な職員でしたから。この「ウマ」が合うがないとね。無理。

 

 そして勉強できていないとね。ここでいう勉強はさっき書いた勉強ではない勉強ね。人間関係の機微というかねえ~。そこがさ、権威主義者でバッジつけてる俺には逆らうなってかんじじゃねえ~。

 

 あっ、ヤバ。書きすぎですね。また怒られちゃう。この辺にしておこう。