見ましたか?前回のブログにリンクをはった健康福祉委員会。

 

 委員長の苛立ちが見て取れるシーンがいくつかあったのですが、ひょっとすると、休憩で録画にはシーンがないかもです。

 

 しかし、前にも書いたようにこの件は、議長の怒りが委員長に伝わり、委員長の怒りに火をつけたのです。そして、もはや委員長の怒りが増幅する一方だったのです。

 

 で、委員会の説明が始まり、後半に至ったら、もうグズグズ。庁内不一致が露呈しました。

 

 その結果が、「市長を呼んで聞くしかないな」となったのです。

 

 だって、録画みればわかるから、職名で書くけど、明らかに子育て支援部の言っていることと企画財政部の言っていることにまずは齟齬があったりして、挙句は健康福祉局長の答弁を政策企画課長が否定するような発言があったり、健康福祉局内の答弁が二転三転。これじゃあ~ね~。となりました。

 

 さて、この健康福祉委員会開会には然るべき意味合いがあったのですが、そこを理解しなかったのでしょう。

 

 私が取材した結果では、全員協議会で市長の説明、質疑後の流れの打ち合わせでは、健康福祉委員会開会を全員協議会後にすぐさま開くことを求める話があったそうです。誰からって、然るべき議会役職の立場の議員からだそうです。

 

 しかし、健康福祉委員長と議長の内々の話の中では、それなりの準備をする時間をとらせないと、発言に齟齬が生じると大変だろうということで、猶予を与えるようにしたようです。

 

 それにしても、ひどいのは、すぐさま健康福祉委員会を開けと言った議員には唖然です。一見、早く収束させようという発言に聞こえますが、そんなことはあり得ないと判断した委員長と議長の方がずっと賢明で、経験の差だなという感じだと思います。

 

 所詮は口だけは立派で、中身が伴っていない証左だと思います。

 

 で、健康福祉委員会に備えて土日返上で幹部職員まで入れての想定問答、打ち合わせ。入念過ぎるくらいの準備の時間を、議長と委員長の「配慮」で、実現しているにも関わらず、自ら墓穴を掘るという失態をした執行機関の各位には、議長も委員長も唖然呆然で、救いようのない泥沼にはまり込んだ感じでした。

 

 本来であれば「市長を呼べ~」も想定の範囲であり、その場合は、「呼ばない」という方向への委員長の議事運営の予定でしたが、それももろくも崩れ去り、それらの要求を押し返すだけの状況ではありませんでした。

 

 なので、私も傍聴席で聞いていてのけぞりそうになりました。そうです。私が聞いていたのは、もうすでに健康福祉委員会で市長、新聞記事との健康福祉委員会での担当課説明が一致して、議会正常化の流れができていく予定だったわけです。

 

 ところがそうではない流れを市長とその部下たちでぶち壊したわけですよ。で、挙げ句の果てに開き直りかと思えるような発言が市長からでてしまって、もう健康福祉委員会は投げやりな雰囲気になってしまいました。

 

 で、執行機関理事者退出後に、今後の取り扱いをどうするべきかを話し合い始めたところ、委員長はもう怒り頂点に達した感じで、議会決議をするべく方向にぐんぐん進んでいきました。委員長としての極めて真っ当な委員会運営で、決議文作成を進めて、

 

 船橋市議会空転(10)(左をクリックしてください。)

 

 に至りました。これだって委員長の最後の武士の情けで、執行機関がさらに動くべき時間として、決議文の最終決定を翌日まで延ばしました。

 

 それなのに、またもや執行機関動けず、動かず。でした。これは再三書いているように、執行機関は総力を挙げて翻意させるように動かなきゃいかんのに、まったくその気配がありませんでした。

 

 で、委員会での決議は全員で話し合って文案を作成したのですから当然全会一致。でした。

 

 従って、健康福祉委員会の報告にあたる本会議を開く状況が整いまして、本会議において、「児童相談所の設置に関し、市長に謝罪と説明を求める決議」が議決されちゃったのです。

 

 しかも、委員会全会一致にも関わらず市長への義理立ての議員が数人いたことには驚きでした。だったら、然るべき動きをするのが議員としての役目でしょうが。それを、健康福祉委員に恥をかかせるという信じがたい暴挙があったことは、書き添えておきます。

 

 それはさておき、その後ですが、当然議決後議長決裁、送付して、その後議会担当副市長が議長の元へきたと思われます。

 

 その後に、会派代表者会議が招集され、状況説明が議長からありましたが、そこで信じがたい発言が飛び出しました。

 

 議運の委員長でもある会派代表から、謝罪を求めて待つのではなく、もう決議をしたことによって、議会の側の意思は示した故に、もう正常化したと判断して、開会すべきだと主張しはじめました。

 

 そこに、もう一人の市長与党を自認する会派代表が追認同調する発言をし、さらには、最大会派の代表も追認同調しました。

 

 だから決議を送付した決議に基づく市長側の動きを待つ必要はないんだというのです。一方議長は、簡単にいうと一呼吸置いて、先方の動きである意思確認をしようと思っていたようなのです。

 

 私は最初何を言っているのかわかりませんでした。と言うのは、議運の委員長の会派の健康福祉委員長が一番怒っていて、何度も正常化のチャンスを与えたにも関わらず、正常化できる健康福祉委員会の答弁でなかったはず。議運の委員長も傍聴をしていて、現場を見ていたはずなのですが、自滅、自壊して行ったのは市長執行部局の職員と市長本人。

 

 それなのに、同じ会派の代表が委員長の意を汲まず、決議をしたらもういいだろうと言う発言をしたのです。しかも少々怒りながら。

 

 私は完全にぽか~ん状態でした。で、なんだか知らないうちに、議長がとにかく話を聞きに市長のところに行くということになり、行ったようです。

 

 で、結論は「全員協議会で謝罪と説明をする。」と言うことになったようです。そこのやりとりを聞きましたが、まあ裸の王様は丸裸だったようです。

 

 で、その後、噂で入ってきた話は、なるほどねえ~。でも笑えるね。って話。仕掛け人はどちらか知りませんが、「正常化するべきだし、長谷川はただいたずらに延ばして行くだけ。無理やり、ここでは本会議を開会して、市政執行方針を述べる前に市長に謝罪をさせて強引に幕引きをしよう。」という根回しを、彼と彼のどちらかが言って市長に伝え、市長をその気にさせちゃったそうです。

 

 ここでバカですねえ~と言うか、あり得ないと思うのは、最初に決めた部分がどこかへ飛んで行ってしまっていることです。

 

 念のため、録画を見ましたら、「信頼関係が回復するまで本会議の議場へ入れない。」と、議運の委員長が言って議事を進めて決まったことが抜けていたのか、無責任なのかわかりませんが、全くその決定を無視した動きには驚きです。

 

 まあこう言うことを書くとそう言うことは言ってないとか、そう言う意味で賛同した話ではないとか言う人がいますが、会議録を読めばわかることですし、仮に読んでわからなくてもそう言う雰囲気だったことだけは間違いありません。

 

 そもそも、僕が議長から聞いていた話では、健康福祉委員会を万全の体制で開かせて終息させるための時間を用意して準備をし臨ませると言うことだったのです。

 

 最後の児相の報告から現在までの状況を委員会に対して報告をさせ、今回のことも含め全ての整合をとって、議会側の閉会中の所管事務調査なり、今定例会中の委員会でさらに深まる議論が進むだけの委員会の納得が得られるだけのものとして、その結果を各会派代表が自派健康福祉委員から受けて、会派代表者会議を開き、会派代表者会議の中で正常化を決めて、正常化すると言うことだったようです。

 

 と言うことは当然、事前に執行機関側の最高責任者まで話が通り、そのための時間である週末の時間を用意したということなんだと思います。

 

 私はうまい運びだなと感心をしていましたから、自派の健康福祉委員に何も事前レクチャーするまでもなく、委員会に臨んでもらいました。

 

 ところがどっこいでした。

 

 で、全く予期しない事態に発展してしまったため、もともと帰宅時間の予定を入れていた自派の委員が帰宅する必要に迫られ、委員差し替えをしました。

 

 ここで、先ほどのお間抜け根回しの件ですが、信頼回復がなければ、本会議は永遠に開かれないのですから、考えられるのは何をどう考えても「全員協議会」しか市長本人の登場場所としてはあり得ないのです。

 

 まあ無理してだと、もう一つ考えられるのは、会派代表者会議においての本人登場も想定できますが、いずれにしろ、「本会議」は、どういうシチュエーションでもあり得ないのです。

 

 特に強行突破である、というか、いや、まあ、やがて会派代表者会議の会議録がアップされれば白日のもとに晒されるのでそれをお読みいただければ、わかりますが、大きい会派3会派で強行突破を図ったわけです。

 

 これ、大きな間違いは、こういうマターを強行突破は、その後全く動かなくなる可能性が強い無理筋な手法なのです。全くもって未熟者の発想です。喧嘩下手とでもいうのでしょうかね。

 

 (笑)。全会一致で決めたことを多数派工作で強行突破したらどうなるかをイメージできなかったんでしょうかね。

 

 そんなことをやられたら、それなりのことをして行くしかないのは明白です。議会の権威の問題を、市長追認主義者たちに壊されることなどは私は看過できませんからね。

 

 まあ、今回そういう仕込みをしたということ自体、私の評価の中では、もはや決定的ではありますが、まあ、それはそれで大したことではありません。

 

 しかし、その後の市議会の構成やその他の動きを見ればまあいろいろと自業自得かなという感じですね。しかもそれも全て僕関係ありませんから。

 

 それほどまでに、私以外にこの件は、より多くの議員が目覚めたということなんでしょうね。彼らは目覚められなかったのですが。(笑)。

 

 まあ、ね、「議会とは嘘と妬みで日が暮れる。」んですよ。

 

 私は、今日も、公文書管理の研修会に行ってきました。

 

 本当に、カッコばかりの議会ゴッコをしているのをいつやめてくれるのか期待しつつ、ゴッコに付き合うつもりはありませんから、一歩引いて、違うフィールドで船橋市民の幸せを考えようと思っています。

 

 しかも無礼極まりない、私が考えたりしないようなことを長谷川が画策しているというなど許しません。

 

 (笑)、あっそうそう。ここからは噂話で真偽のほどはわかりませんが、健康福祉委員長とその会派代表が市長に頭下げに行ったら、部屋にいたのに会えなかった。という話と、市長与党自認会派の彼と彼とで合流の話をしたとかって話がまことしやかに流れていまして、おいおいおいおい、いくらなんでもありえないだろうと逆に聞かれて私が知ったのですが、(笑)。まあいいじゃない。人の常識では計り知れないのが政治の世界だから。(笑)。でもなんでもかんでも情報ダダ漏れ。