さて、議会運営に関するひよこちゃんたち(議会のひよこちゃんではありません。)の稚拙さが目立った今回の騒動でした。

 

 一応、昨日正常化しましたが、さてさてどうなることやら。

 

 さて、正常化をしましたから、皆様に流れを説明しましょう。私がそれなりの方々には報告をしようとしていたのですが、な、な、なんと、「俺には報告するな」と言われちゃったので、この場で報告をいたしましょう。

 

 今回のメインのキャストと、全く機能しなかった戦犯を明確にしておきましょう。

 

 メインキャストは、議会側は、議長と健康福祉委員長です。執行機関側は最初は、市長だけ。ところが、健康福祉委員会を開会したところで健康福祉局長、子育て支援部長、家庭福祉課長、企画財政部長、政策企画課長が参戦いたしました。

 

で、一番面倒ないのは、本来は議長と市長でさしの話し合いをすれば済む話。しかも、問題が惹起された時点で、市長が何が何でも謝っちゃう。これが最善最速の道でした。が、無し。

 

 次に、こじれ始めた段階で登場すべきは、議会担当副市長と議長という組み合わせ。これもなかった模様。

 

 その次は、議会担当部長と議長、議会担当課長と議長、議会担当部長と議会事務局長、議会担当課長と議会事務局長、などの動きがあって然るべきでしょう。

 

 何を言いたいかというと、今回のキーはどう考えても議長ですから、議長に総当たり戦で議長に当たって、感触や意図を探るべきでしょう。

 

 それが一番最初は議会担当副市長の役目なのに全く何もしないで、働き方改革をやっていたのか?やる資格あるのか?ここまで働き方をおかしくして議会を空転させている一端はどう考えても担当副市長でしょう。

 

 もはや、部長や課長では役不足は明白。本来はその前に芽は摘んでおくべきなのに。

 

 ある人が言ってました。昔は、議会担当は清濁併せ呑んでなんでもやってたよなあ~って。

 

 そして、それらが表とすると、裏側では、市長公室長が各会派、特に大きい会派への隠密裏に情報収集をしていくことでしょう。それによって、誰がキーになる議員かを特定して、収拾策を模索します。

 

 しかし、今回は、発端が議長であり、途中の早い時期から常任委員長も参戦ですから、もはや手に負えません。しかし、それにしても隠密裏の動きがなければ全く機能不全に陥るのは当たり前の話です。

 

 今回も、全て長谷川のせいにしている方々がおりますが、全く違います。そういう噂を流しているある会派の議員とある会派の議員がある意味一番の戦犯かもしれません。だって、そこに目を奪われて肝心なことができないんだから。

 

 では、もう一つのチャンネルとして動かなきゃいけないのは、表では議会運営委員長。議会運営委員長とは、本会議運営委員長ですから、これが機能するようにするのが仕事です。

 

 私が最も尊敬する議会運営委員長は、熊谷稔先生でした。2期生ながら人徳ゆえに議運の委員長。常日頃(議会開会時以外)から、議会事務局と秘書課を行ったり来たりし、夕方には誰彼構わず、ちょいと一杯に誘い、庁内全方位外交をしていました。それが、非常時にいくらでも役に立つ人脈と情報網となっていたのです。

 

 この熊谷先生と同じようなコミュニケーションが取れているでしょうかというと「否」でしょう。

 

 そしてもはや死語となっている「市長与党」「松戸市長の後見人」を自認し、公言してはばからない議員が数人いますが、これがまったく議会内で機能していません。

 

 私の1期目に滝口四郎先生が、とにもかくにも全体を見ていましたし、なにかあると9階との連絡役が複数人いて、複数チャンネルから連絡が入り、様々な動きを取っていました。

 

 そういう事が無い状況が今回の悲劇を生んだのではないでしょうか?(笑)。

 

 表で汗をかくべき人が誰か?裏で汗をかくべき人が誰か?

 

 そのどちらも機能しないようでは、どうにもなりません。そういう状況にしたのは誰かと考えた時に、それが実際には市長なわけですよ。

 

 だから自業自得ってやつですかね。指導力も首長になった時の議会対策をどうすべきがわかっていないからこういうことにもなるのでしょう。

 

 ましてや二元代表制を上っ面だけで語るようなヤツに議会対策を考えられるわけもありません。(笑)。